04 ナイスガイに休みはない
俺が、今拠点にしてる町に戻って来る頃には、すっかり日が落ちてた。
ギルドはあんまり遅い時間だと閉まってるからな。
そもそもお目当てのライカがいるかどうか………………。
「戻ったぜ~………………あぁ、疲れた。」
「お疲れ様でございました、ガイ様。」
恭しい口調で出迎えたのは、夜間の受付担当のマーノフって兄ちゃんだ。黒縁メガネで細身で神経質そうな感じだが、結構細々と気が利くナイスな奴だ。おっちゃんが不在もしくは夜はコイツがマスター代理でいるんだが、コイツの方が話がわかるって事が結構ある。
「出迎えサンキュー………報告。受付番号A005629のミッション、完遂だ。」
「了解致しました。報告申請は私の方で作成しておきますので、ガイ様はごゆっくりお休みください。報奨金は報告申請を本部へ送信次第、ガイ様の口座に振り込まれますのでご確認を宜しくお願い致します。」
「うい~。」
いつもながら丁寧且つ鮮やかな手際お見事。
何でコイツが正規のギルドマスターじゃないのか不思議でしょうがない。
「………………ガイ様。支援グッズの借用履歴がございますが、まだお使いになりますか?」
「いや、今から返しに行くよ。」
「ライカ嬢は帰宅しておりますので、宜しければ私の方で……。」
「頼む!」
ちゃあんとこっちの目当てまで把握した上で提案してくる。出来る奴だよ、君は!
「では、お預かり致します。」
「ほいほい、お疲れっしたー。」
俺は帰ることにした。
----------------------------------
翌日。
体がすっげぇだりぃ。やっぱ水泳なんてしたからだな………………今日は休みにすっか。
トレジャーハンターの良い所。それは、自由に休みが作れるところだ。まぁ、ある程度高ランクで金に余裕がなきゃそんな真似はできねぇが。
あん?俺が幾ら金持ってるかって?
想像に任せるぜ。少なくとも、世界で働く15歳の中で、トップクラスに金はあるってことだけは言っとくわ。
さて、今日は町中を探索といきますかね。
俺が今いる町………トロアの町は、規模はそんなに大きくないが、周りに色んな小さな遺跡やダンジョンがあることで有名な町だ。だからここは、トレジャーハンターや冒険者の聖地って言われてるらしい。ま、3ヶ月くらいしかいない俺にはあんまり実感はないがな。
んで、俺はその町の中心部にあるオーダホテルって場所に宿を取ってる。独身ハンター専用プランで、3食付きで月々5000ゴルド。破格だろ?
本当は10000ゴルドするんだがな、Aランクハンターは半額で利用できるのさ。
「よぉ、ガイ! タムルルのジュース飲んで行かねぇか? 身長ぐーんと伸びるぜ!」
ブラブラ歩いてると、顔なじみの商店の兄ちゃんが話しかけてきた。
身長が伸びるだぁ? 余計なお世話だっつの。
「一杯もらうわ。次身長の事言ったらボコる。」
「怒んなよ~? 毎度有りー!!」
ちなみにタムルルってのは、あんたらで言うところの人参ってやつだ。それを絞ったものに果物とかをブレンドして作る。飲みやすくて、変に甘ったるくないから俺は結構好きなんだよな~。
「ハァ~イ、ガイ。寄ってかな~い?」
「チェルシー! デートしてくれるんなら寄ってくぜ?」
「ガイったらまたナンパ~? 買い物してくれたら考えたげるね♪」
また少し歩くと、町の商店街に入った。
花屋の看板娘のチェルシーが相変わらずの派手なメイクでウインクしてきた。
正直、かなり派手に遊んでるっぽくて俺のタイプではないが、女の子には一応ナンパするのが俺流の挨拶さ。
さて花か。贈る相手は………………おっ、そうだ。用事を思い出した。
ついでみたいだが買ってくか。きっと喜ぶだろ。
「んじゃ、そこの青いやつと、この白いやつを束でくれ。」
「わぁ、買ってくれるのね? もしかして、私へのプレゼント~?」
「チェルシーには、もっと素敵なバラを送ってあげるよ。………お代はいくらだい?」
こいつ、絶対遊び慣れしてやがんな。直ぐに自分だと思うってのはかなり勇者だぞ?
つーか、花贈るにしてもその娘の勤め先で目の前で買ったやつはあげんだろ、普通。
「全部合わせて800ルプスよ。」
「クレジットでいいか?」
「OKよ。ナンバーを教えて?」
「xxxx、xxxx、xxxx、xxxxだ。宜しく頼むよ。」
「はい、ありがとう。また来てね!」
投げキッスしてきたので、取り敢えずリアクションしといた。
一体一日何回あれをやるんだ、アイツは。
そうじゃなきゃ、あんな安っぽい感じしねぇぞ?
この町は平和で良い所なんだが、代わり映えしねぇな。
そろそろ次の町に移るのも悪かねぇかもな。
俺は途中で見つけた『昼限定、5人前ステーキ20分以内完食でお代はタダ!』という看板を掲げた店に入り、15分で完食してやった。
成長期の少年にステーキ5人前は適量だぜ、ご主人?
さて、食い終わったところで、用事足しに行くことにする。
----------------------------------
「いらっしゃい………ガイ? 今日は来ねぇとばっかり思ってたぞ。」
「本当は来る気なかったんだがなぁ。用事を思い出してね~。」
俺はトレジャーギルドに来ていた。
昨日の妙な沈没船の中の壁に書かれた模様みてぇな謎の文字。そいつを調べに蔵書室を使おうと思ったからだ。
「用事?………………ははぁ~ん。」
おっちゃんがニヤニヤしながら俺を見てくる。その目線は、俺の手に注がれてる。
ああ、この花束ね。
まぁ、当たらずとも遠からずってやつだけどな。
「ライカいる? 花買ってきたから渡してぇんだ。」
「おぉ、いつもの支援受付にいるぜ。お誘いだな? 頑張れよ、若者ぉ!!」
何を期待してやがるのかは知らねぇが、アポなしでデート誘うほどバカじゃねぇよ。
女の子は予定がいっぱいなんだ、イキナリ誘うのは礼儀知らずだろが。
戯言をほざくオヤジは無視してライカのとこに行くか。
「いらっしゃいませー!」
「こんにちは、ライカ。はいコレ!」
俺は開口一発、ライカに花束を渡す。
ベラベラ喋くってから渡すのは、普段手ぶらの俺には違和感ありまくりだからな。
「わぁ綺麗~! これ、私にくれるんですか?」
「うん、普段お世話になってるしな。俺のホンの気持ちさ。」
「嬉しい、ありがとうございます!………………変わりにデートしろとか言わないんですか?」
「言わねぇよっ。誘うときはマジに誘う。モノでつったりしねぇし!」
く………普段の軽さがアダになったか。
俺誘うときは交換条件で出して………………たか。でもあれは交換条件っつーよりお詫びだったしなぁ。
「………………今度、お暇ですか?」
お?
おっ、おっ?
この流れ、もしや~?
「どうした? 何かあるなら、ライカの休みに合わせるよ。」
ふっふっふ、2度目はがっつかない。
押しすぎても引きすぎてもダメ。程よいさじ加減が重要さ……。
ホントは心の中で小躍りしてっけどな。
「じゃあ今度は、私からデートに誘っちゃいます。予定が決まったらお知らせしますね!」
「おお、待ってるよ!」
っしゃぁ………………。
よぉっしゃぁ………………。
いやぁぁぁぁぁったぜーーーい!!!
女子からのお誘いゲットぉぉぉぉ!!!
「ふふっ、そんなに嬉しいですか~?」
「………………へっ?」
「そんなに全力でガッツポーズしなくても……もう。」
ヤベェ、すっげぇハズい。
心の中で昇○拳してたら、ついつい現実にフィードバックされたらしい。
きっと今、すげぇ俺顔赤ぇわ。間違いないわ。
「ところで、今日はお仕事ですか?」
俺の態度って、結構表に出るらしいからな。ライカが気を使ってくれたみたいだ。
なんて優しい娘なんだ……。
と、確かにライカの言う通り。
俺はきちんとした用事があってここに来たことを、ライカのお誘いという破壊力抜群の一撃によりすっかり忘れちまってた。
ふふん、罪な女め。愛いやつよのぉ~。
「ああ、今日は蔵書室を使いたくてさ。カードキー借りれる?」
「はい、ちょっと待っててくださいね………………はいどうぞ。」
「サンキュ、じゃあちょっと行ってくるわ~。」
「はい、行ってらっしゃい。」
ふ、俺もとうとう「行ってらっしゃい」を頂けるようになったか。しかも笑顔付きだ。
俺はすっかり舞い上がりながら2階の蔵書室へ向かった。
後から思い返してみると、ニヤニヤ笑いながら階段登っていく俺って凄く不気味だったよな……。
----------------------------------
俺は観音開きの扉の横にあるカードリーダーにカードを差し込み、扉を開ける。
「(相変わらず人はいねぇのな………………。)」
等間隔に整列された大量の本棚。壁に向かってぎっしり並べられている椅子と机。扉を開いた瞬間に漂う、あの独特のカビ臭さ。
紛う事なく、ここは蔵書室だな。
ネットが普及してるせいで殆どここを使う奴はいねぇらしいが、俺は敢えて使う。
ギルドが所有してる蔵書ってのは、結構ネットに出回っていないものが多い。基本的にギルドの蔵書はネットワークへのアップロードや無許可の撮影は禁止だからな。
それに、こういう本の情報ってやつは、意外とバカに出来ないもんだぜ?
大昔の話であればあるほど、その当時のまま保存されてる蔵書は、思いのほか色んなヒントをくれるもんだ。
ネットに情報は載ってるが、それはあくまで結果だ。その情報が持つ雰囲気を肌で感じられないだろ?
蔵書なら、文献の古さや書き記し方、時代ごとの独特の言い回しなんかで、かなり雰囲気が違うもんなんだ。
つーわけで、俺は本が好きなのさ。
「さて、確かこの辺りに…………………………あった。コレだ。」
俺が取り出した本は『スワフ文明大全』という本だ。
え? “大全”ならその時代に書かれた本じゃないって?
良いとこ突くねぇ。その通りだよ。
ただな、この大全。書かれた時期がスワフ文明滅亡直後。
つまりな、スワフ文明滅亡を生き残った人間が書いた可能性が高いんだ。だから、俺は結構この大全に関しては信頼してる。
「えーと……方舟、方舟っと………………あった!」
俺が気になっていたことは、大災害で滅亡したスワフ文明なんだが、そいつらは僅かに生き残ってるんだ………………方舟を使ってな。
確か以前何かの文献で見た記憶があった。
方舟の中で使われていた模様は、超古代の文字……神代文字と呼ばれる羅列にそっくりだったと記録されていた。
確かこの挿絵がそうだな。……うん、間違いないな。
あの爺さんの沈没船とやらにあった模様、あれは神代文字だ。
なら、あの船は現代の物どころか超古代の物ってことになるな。
すげぇもん持ってたな、あの爺さん!
「だとすると………………。」
俺はポケットから、沈没船の宝箱から持ってきた金属のプレートを出して見てみる。
その表面は、一見するとツルツルした只の平面だが………………。
「こいつは実は~、電子顕微鏡で見てみると~♪」
俺はポーチから取り出した片目メガネ型の電子顕微鏡を取り出して見てみる。
片目メガネってのは、貴族が付けてそうな丸いレンズじゃ無くて、耳に付けるホルダーがあって、そっから片目分だけ覆うようなレンズがくっついてるやつだ。
倍率50万倍程で見えてくる。
ツルツルに見えるそこには、神代文字みてぇな文字列がびっしり隙間なく掘られてるんだ。現代の技術でも結構難しいぜ。
間違いなく、あの船もこのプレートも、この時代や一昔前のものじゃない。完全にオーパーツレベルの代物だ。
恐らくコイツを報告すれば、俺は間違いなくハンターランクが1段階上がる。
いや、下手をすれば、2段階昇格も夢じゃない。
トレジャーハンターのランクってのは、全部で12段階ある。一番下がEで、最上級がSSSってやつだ。
このランクってのが結構曲者でな、コイツが高くなればなるほど、そのハンターの扱いがどんどん豪華になってきやがる。
ランクごとに色々あるから全体的な説明は省かせてもらうが、一応ざっくり説明すると……。
例として、今俺のランクはAだ。
このランクで保証されているのは、トレジャーギルド登録店での飲食全品無料、ミッション中に被った怪我や病気の医療費、ミッションの成功報酬1.5倍、一部のミッション支援物品の無料レンタルで、後は基本的に買い物は免税で、交通機関と宿泊施設が全て半額で使用できるって事だな。
スゲェって思うだろ? 俺もそう思う。
けどさ、これだけの保証のあるランクに到達するためには、それ相応の条件があるんだよなぁ。
ランクA到達基準は、
・ミッション成功率80%以上
・単独でのミッション成功数1500。但し討伐ミッションを500回以上。
・貢献度800
それに加えて、
・村レベルでの貢献実績あり
貢献度ってのがまた結構難しいんだよなぁ。
依頼人がどれくらい貢献してくれたと感じたかを、まず100点万点中で点数として付けてもらって、その後ギルドから派遣された調査員が聞き込みとか周辺調査を済ませて、最終的に数値が決定されるって話らしいが。
目安らしい目安もないが、一回のミッションで2桁貰えると優良だな。
貢献実績ってのは、文字通りその村や町とかの大きな単位で明らかに貢献した実績があるってことだ。
俺がAランクになったのは、地下遺跡を探索してる時に、まぁ色々やらかした結果、ちょうどその遺跡の真上にある村に温泉が湧き出した……早い話、ただ運が良かったのさ。
この仕事、運も実力の内とみなされるからな。
「ん~…………ギルドに報告して歴史的遺産として登録しちまっても良いんだが……。」
トレジャーハンターなんだから、それをするのが当たり前。だが、まだ俺はこれを報告する気になれなかった。
何だろうな。まだ報告しちゃあ拙い気がすんだよな。
理屈で考えりゃ、報告するにはまだ歴史的根拠を揃えにゃならんとか何じゃかんじゃと色々あるんだが、神代文字の根拠ならこの本使っちまえば良いし。そういう感じじゃねぇんだよな……。
ま、ぶっちゃけ勘だがよ?
----------------------------------
「ふ~、調べ物は疲れるぜ。」
俺は一頻りめぼしい資料を見て、蔵書室を出た。
色々資料を漁ったが、どれを見てもやっぱり神代文字っぽい。
取り敢えず、今の段階はここまでにしとくか。
「腹も減ってきたし、今日のところは帰るかぁ~?」
俺は1階に続く階段を降りる。もうちょっとで夕方ってところか。
「(晩飯何にすっかな……………。)」
「ガイ、ガイ!!」
俺を呼ぶ声がする。おっちゃんだ。
俺は降りるペースを少し早めて、おっちゃんのいる受付に行った。
「どしたんよ、おっちゃん。血相変えて、何があったよ?」
「ガイ、お前に“勅命”を頼みたい!」
「!?……只事じゃねぇらしいな?」
ギルドマスターの権限を持って発令される“勅命”制度。これが示すものは、依頼者はギルドそのものだという事。
そして、ギルドが直接お抱えのハンターに依頼を出すという事は、可及的速やかに対処しなければならない事象が発生してるってことだ。
「え~……まず、『この勅命を出すに当たり、報酬及び貢献度は従来のミッションの…………』。」
「こんな時に律儀にマニュアル読んでる場合かよ!? 早く内容を教えてくれ!!」
変なところで融通利かねぇわ、んっとに。
「おお、そうだ! ティラの村と連絡が途絶えてしまったんだ。あそこにもトレジャーギルドの拠点があるから簡単に何かしらあるとは思えないが、様子を見てきてくれないか?」
ティラの村だぁ?
ライカの故郷じゃねぇか!
「その勅命引き受けた! フライヤー貸してくれ!」
走っても1時間以上掛かっちまう。もし魔物に襲われてるんなら到底間に合わねぇ。
この拠点なら絶対、高速移動用にフライヤーを、車輪のない空飛ぶ車を持ってる筈だ。高ランクのハンターもたまに出入りするからな、そいつら向けに貸出用があるだろ。
「いや、済まん。それが、今フライヤーは全台出払ってる………………。」
「オンボロだって構わねぇ!! 何かしらあんだろ!?」
「あるにはあるんだが………………しかし………………。」
チッ、歯切れ悪ぃな。
「ライカのとこに行ってくる。鍵貰えば大丈夫だよな!?」
「ああ、待て! そうじゃ無いんだ!! それは……。」
何やら言ってるが無視する。
急がねぇと。
あんな良い娘の泣き顔なんざ、見たくねぇ。
「ライカ、フライヤー貸してくれ!!」
「……ガイ、さん………………私………………。」
大分参っちまってんな、こりゃ。
こうなりゃ、荒療治と行くか!
「ライカぁ!!」
俺の突然の怒鳴り声に体をビクリと震わせる。
怖がらせてゴメンな。説教でもビンタでも、後で全部受けるからさ。
「良く聞け!! 俺は今からティラの村へ行ってくる。ギルドから勅命が出た。俺が今から大急ぎで村を………………お前の故郷を確認してくる!」
ライカはびっくりしながら、首を縦に振りをうんうんと頷く。
「急がなきゃなんねぇんだ。俺の足じゃ遅い。でも早く辿り着いたら、何か俺も出来るかもしれねぇし、それ以前に大丈夫なら早めにその確認もできるんだ。だから頼む、フライヤーの鍵を貸してくれないか!?」
そこまで言うと、ライカは少しだけその顔に希望の色を取り戻したらしい。
いそいそと端末を調べ始めた。
「ガイさん、今フライヤーは全台出払ってます!」
「はぁ? おっちゃんが『あるにはある』って言ってたぞ?」
「えっ?……あっ!! ガイさん、ちょっと待っててくださいね。」
ライカが裏の方に消えていった。
何に気がついたんだ?
と、直ぐに息を切らせてライカが戻ってきた。
「ハァ、ハァ……ガイさん、これ……。」
「あったんだな、フライヤーの鍵。借りてくぞ!!」
俺は、ひったくらないように細心の注意を払いながら、尚且つ急いで鍵を受け取った。
「何番ガレージ!?」
「表に、止まってます………………ガイさん。故郷を、お願いします!」
「任しとけよ。行ってくる!!」
俺はダッシュで勝手口から外に出る。
フライヤーは………………あった!!
「? 何かギルドの純正品と違う気がするが………………まぁ良いか。行くぜ!!」
俺はエンジンをふかし、全速力でティラの村へ向かった。
すげぇ早ぇ。これなら10分もありゃ着く!
待ってろよ、ティラの連中!
ライカのためにも、生きててくれよ!!
To be continued……