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東方幻想郷物語  作者: 水無月奏
第三章 紅魔異変
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第八話 紅魔潜入捜査戦

「…………っとと」



あんまり空を飛んでいると、また誰かに見つかって厄介な事になるのが目に見えてるので湖の縁に降りて文さんの翼をしまう。


紅い館もすぐ近くにある。なんかドラマっぽくていいね。

館の門の前には……誰かチャイナ服を着た女の人が門にもたれかかって眠っている。大方門番なのだろうけど、門番が寝てるって……不用心過ぎない?


とりあえずチャイナ服の人を具現化した布団の上に寝かせてあげて、顔の数センチ上に時間を掛けて作った大きな威力重視の弾を置いて差し上げる。

ついでに目覚まし時計も五分後に設定する。

弾を結構時間を掛けて作っただけあって、速度は最低だけど当たれば誰でも一撃で倒せるだろう。


門を開けて大きい庭に入る。誰の気配も感じないから一気に館まで走る。

分厚い扉を開けて周りを伺う。妖精メイドが走り回っている。妖精は大体頭が弱いのが今までの経験で解っているので、廊下に飾ってある西洋鎧を能力で作って、着て横に並ぶ。

何人かの妖精メイドがこっちを見て首をかしげて若干冷や汗物だったけどなんとか切り抜け、紅く長い廊下を歩く。

西洋鎧はガシャガシャうるさいし歩きにくいから消し、普通に歩いている。

そのまま数分くらい歩いていただろうか、途中で妖精メイドを何人か瞬殺して、地下の階段を降りると大きな扉があった。


「…………失礼しまーす」


扉を開けて中に入ると、一番最初に目に入ったのは、大きな天蓋付きのベッドで、特にそのベッドに置いてある棺桶が異彩を放っている。

少しずつ部屋の中を歩き、ベッドに近寄っていくと、その部屋のオカシイ所が沢山あることが解る。

お腹から布が裂けて綿が飛び出ているくまのぬいぐるみ、首がもげたお人形、おもちゃだったものが散乱している。

ベッドに近寄り、棺桶を開けてみると……何も入ってなかった。


「…………ふぅ……」


何かがでてくるのを予見していたが、中には何もなく、人知れずため息をついてしまう。そんな私に、


「ねぇ……あなたは誰?」


「…………!」

ジリリリリリリ!!!


鈴「うぅん…何…?」

ピチューン


次回は対フラン戦です

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