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東方幻想郷物語  作者: 水無月奏
第三章 紅魔異変
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第八話紅魔異変 妖精との舞踏会

ちょっとルーミアとかチルノの口調がおかしいかも知れません。

さて、そろそろ行こうかな。

休憩してから約一時間がたった頃、私は立ち上がりあたりを見回す。

紅い霧に染まった空と、凄く大きな湖と、空と同じくらい紅い館が見える。

……湖の上になんか妖精が居てこっちを凄い睨んで来てるんだけど。行かないとダメ?

とりあえず文さんの羽根を展開して妖精達の近くに行く。



「…………呼んだ?」


「アタイはチルノ!自分からアタイの縄張りに飛び込んで来るなんていい度胸ね!アタイと勝負しなさい!」


「あぁ……やっぱり来ちゃいましたか……。私は大妖精です」


「私はルーミアなのだ。人間……羽根があるけど人間なのかー?」



それぞれの反応を示す妖精達。あれ?でも一人は妖精というか悪魔って言ったほうが正しいような気配。あと緑色の髪の妖精がやれやれといった体で頭に手を当てているのに、何故か哀愁を感じる。よくあることなのかもしれない。



「…………私は、木下……悠。…… 別に、いいよ。……あと、人間だから」


「そーなのかー」


「すいません……」


「じゃあさっそく弾幕ごっこするわよ!サイキョーのアタイに驚かないように!」



やっぱり弾幕ごっこなんだね。まぁ、氷の妖精ぽいから格闘戦とか言われても冷たいから嫌って言っただろうけど。

とりあえずルーミアと大妖精には離れてもらって、チルノと対峙する。今までに何度か妖精と戦ったことはあるけど、どの妖精も喋ることもできなかった。そのことからしてずいぶんと高度な妖精なことが伺える。

ただの妖精でさえ最大スピードで20は当てないといけなかったから、相当数あてないと倒せないだろう。


といきなり小さな氷柱が飛んでくる。軽く避けるとまた飛んで来るけど、幽々子さんよりスピードがあるだけで威力も密度も低いから避けやすい。ヒョイヒョイと避けてたまに威力最大の弾を撃つけど、流石分速30cm。当たらない当たらない。



「アタイの弾幕を避けるなんて、あんた中々やるわね!」


「…………どうも」


「でも避けるだけじゃあアタイには勝てない!氷符『アイシクルフォール』!」



急に弾幕の複雑さと、速度と威力が上がる。でも避けれないレベルじゃないね。軽く避けるとチルノは更に怒って、



「何で当たらないのよ!大ちゃん!ルーミア!手伝って!」


「え?……え?……すいません悠さん」


「倒したら悠食べてもいいのかー?」




ルーミアは食人鬼(グール)だったのかー。あれ?口調が移った。

まぁ、勝つ方法見つけたから良いかな。

三人同時に来てやっと幽々子さんと同じくらいの密度だけど……ギリギリ避けきれる。これくらい当たり前に出来ないと自衛も出来ない。また襲われた時に迷惑を掛けてしまう。

とりあえず終わらせよう。

弾を全てスピードに傾けて手元に幾つか出す。チルノとルーミアと大妖精に狙いを定める。

よく狙いを定めて、打ち出す。



「あれ?何が起きたのだー!?」


「えっ?きゃあ!?」


「わぁぁぁー!?」


三人同時に羽根(・・)を撃ち抜かれて墜落していく。上手く行って良かった……。

と、同時に湖の上にネットを具現化して助ける。



「あんたなかなかやるわね!」


「チルノちゃん、もう止めようよ。三人がかりで負けたんだよ?」


「負けちゃったのかー」


「…………じゃあ……私、急ぐから」



一応の為三人分の救急キットを一番ちゃんとしているみたいな大妖精に渡して、紅魔館へ向かう。

さぁ、寄り道しちゃったけどここからが、本番だ。

~その後の湖にて~

チ「悠はアタイの部下にしてやってもいいわ!」

大「止めようよチルノちゃん。また負けるよ?」

チ「負けてない!アタイが負けてあげただけ!」

ル「かなり強かったなー。部下にできるのかー?」

ル&大(無理だろうなぁ……)

チ「アタイなら簡単ね!」

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