クサリ
鎖に縛られてる。
ここはどこだが分からない。
今、この時間が、何時で、何分で、何日たって、何週間たって……
今は何時なのかここはどこなのか私は誰なのか……
私は……『誰』なのか?
嘘でしょ……?
ここがどこか今が何時なのかそして、私が誰だかも分からなくなってしまった。
ただ、わかるのは薄暗い部屋で青い光が部屋で光る。
「ねぇ、誰かいないの?助けてよ!!!」
その言葉はこの部屋に来た時に出た言葉だ。
今、考えて見れば犯人がいれば声を出したら殺されるかもしれない
時間がわからない、どこだか分からない、誰だか分からない
だけど、わかることもある。
自分の服装的に女子高生なのだろう
どこかの学校の制服を着ているのが最たる証拠だ。
椅子に座る。私、鎖に繋がられてる。私、
ひとりは……怖い……
「助けて……誰か!!!」
助け……て……
鎖で縛られてるせいで逃げることもできない……
誰かの足音だ。
助けて!!!ねぇ、助けてよ!!!
必死で私はここにいるよ。と伝えたのに……
誰も……私を見つけられない……
誰も、私を、助けに……
「結衣ー!!!元気?」
これは10年前の話……
「元気だよー」
私は答えた。
「誰だよ……ーーーちゃんに話しかけてるの……」
そして、私は消えた。
「あはは、結衣?結衣だっけ?名前なんて忘れちゃった!!!ーーーちゃんに近づくなんて邪魔なんだよ!!!お前なんか消えちまえ!!!」
100年前から立つ旧校舎で鎖に縛られてる。
そうだ。思い出した。
私は『虐め』に合ったんだ。
消えた私は行方不明者として消えた。
探す人もいない、いや、いたとしてもここに来ないんだ……
ねぇ、私、ここにいるよ?
助けて……?
「おい、ここって老朽化酷いんだろ?来て大丈夫なのか?」
男の声が聞こえた。
「ねぇ、こんなところに来て大丈夫なの?」
女の声が聞こえた。
ねぇ、ここにいるよ!!!私、いるよ?
あれ、声が……
2人の男女の声だけが旧校舎に響く……
私の声は聞こえない……
そうか、私は死んでたんだ。
鎖に縛られ肉体は腐りハエも寄らなくなった白骨化された私の身体……
自分の声が聞こえなくなったのはいつだろう
私の存在を忘れたのは時間を忘れたのはこの教室を忘れたのはいつだろう……
嗚呼、私は……
腐り縛られてたのだろう




