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三十代にとって絶望感は友人の様なもの

作者: megane

今年で36才になる。

仕事は比較的順調。特に問題もない。

妻子あり。

息子は8歳で小学二年生

娘はもうじき5歳で保育所に通っている

息子には知的な障害があるが比較的穏やかな性格をしている。

多少問題はあるけど。

まあまあなんとかやっている。

経済的に困窮しているわけでもなく。

家もローンはあるけど一軒家の持ち家。

外形上では他人からみてひどく問題があるとは思われないんじゃないかなと思っている。


・・・ただ、自分自身は笑っていても、怒っていても、泣きたくなるようなときも、感動しているときも、いつだって絶望しきっている。


どんなときでも、その感情に染まりきれず一歩引いた位置に冷静な自分がいる。


どんな感情も長続きしやしない。


これも自分自身だけに特別にあるものじゃない。

周りの人間も同じように感じているんだろう。


通勤の電車に揺られているときも

子どもを連れて遊びに出ているときも

お酒を飲んでリラックスしているときも

排泄しているときも

食事をしているときも


特別じゃないありふれた絶望間が付きまとっている。


衝動的に死にたくなるときもある。

ただしあっさり衝動も消えてなくなる。

死にたいけど死が怖くて


若くもないから未来に期待が持てなくて

老いきれてもないから過去も捨てきれないし諦めきれない。


絶望を許容しきれないけど。徐々に慣れてきて


中身は伴わないのに体裁を繕うことだけはうまくなっている。


十代二十代の若い人には分からないかもしれないけど。三十代になっても中身は驚くほど変わりはしない。


挫折と絶望感がついてまわるようになっただけの気がする。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 何が問題かはっきりしていて目を逸らしているのか、何も分からず漠然と悩んでいるのか。それがまず問題な気がしました。 [気になる点] 何十代であるかは恐らくその絶望には関係ないような気がします…
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