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安息も束の間

────────────────

上井草さんと仲良くなって10日が経った

そして、宿題も無事に終わり、

ゆっくり出来ると思ったんだが...

10日経った日の昼休み

「なぁ、翔ー」

話しかけてきたのは高校に入って

仲良くなった橋本竜也(はしもとりゅうや)だった

「どした?」

「お前さー、最近、上井草さんと仲良いよな」

「あ?そうか?」

「そうだろ!あのほとんどの人が話した事がない

上井草さんがお前と話してんだぞ!」

「そうなんだ」

「もしかして、付き合ってんの?」

「なわけ」

「お前、俺が女子嫌いなの知ってるだろ」

「いや、まぁ、そうだけど...」

そう、コイツには俺が

女子嫌いの事を話している

「だって...誰も話したことが無いから

どういうことか気になるじゃん!」

「何も無い、以上。さっさと席に戻れ」

「ほいほい」

(はぁ、やっと行ったか)

と思った束の間

「ねぇねぇ」

(ん?次は誰だよ、全く)

「ねぇってば!」

(何だよ、上井草さんか)

「何?」

「ここ教えて」

「それ宿題じゃん。家で解いてきなよ」

「だって、分からないんだもん」

「はいはい、ノート見せようか?

それとも、教えた方が良い?」

「ノート見ても分からないから教えて」

「えーと、これか。これは〜するだけ」

「じゃあ、これは?」

「これ?これも〜するだけ。

てか、この問の問題全部〜するだけじゃん」

「本当だ!」

「ちゃんと問題読みなよ」

上井草さんは少しふてくされた様な顔をした

「ありがと、これで大丈夫」

────────────────

5分後

キーンコーンカーンコーン

昼休み終了の予鈴が鳴った

(結局、寝れなかったし)

────────────────

放課後

(くそ、寝てしまった)

「今日もぐっすりだったねー」

「眠いもんは眠いの」

「でも、授業は起きてなきゃ」

上井草さんの言った事は正論だった

「そろそろ帰るか。じゃね」

「え?」

「え?」

「ちょっと待って」

(何で荷物持ってくんのさ)

「一緒に駅まで行こ」

「へいへい」

────────────────

電車に乗った後

「篠崎君ってさ、文句言ったりするけど

結局やってくれるし優しいよね。」

「別に優しくねぇよ。元々俺は

人をめっちゃ殴ったりしてたし」

「でも、今はそんな事してないじゃん」

「......まあ、そうだけど」

キィィィィ

「あ、降りる駅に着いた。じゃーね」

「うん、じゃね」

(俺が優しい...か。俺は優しくなんかねぇよ)

……To be continued

今回はどうだったかな?

次回もお楽しみに!

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