良い事
「良い朝だー」
(何か良い事があるかもな)
「翔ー、起きなさーい。って、起きてるのね」
「うん、何か目が覚めた」
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「じゃ、行ってきまーす」
「行ってらっしゃい」
電車が来るまで時間があったので、
のんびり歩いていた
「ふわぁぁ」
とデカイあくびをかます
駅に着いた。僕が乗る駅はあまり人が居ない
居ても10人ってとこだろ
キィィィィ 電車が着いた
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電車に乗り、席が空いていたので座った
(学校まで暇だな)
少し前に(今も?)話題の
某パズルゲーをやっていた。
(新ダンジョンか。さっさとクリアするか)
ランクも300を越え暇をしていたし、
新ダンジョンは丁度良かった
キィィィィ
(あ、降りる駅着いたし)
スマホの電源を切り、学校まで歩いた。
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ガラァァァ 教室へ入る
(朝から騒がしいな、まったく)
まだ朝7時というのに教室は騒がしい
ガラァァァ 先生が入ってきた
「はーい、席座れー」
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居眠りしつつ何とか課外を乗り切って、
休み時間に入り、ゆっくりする”はずだった”
俺は近付いてくる人影に気付かなかった
そう、近付いていたのは上井草 真頼だった
「おはよう」
「ん?あぁ、おはよう」
「課外中、ぐっすりだったね」
「内容分かってるしね。それに眠かった」
「あのさ、ここ分からないんだけど」
「あぁ、ここか。確かに難しいよね。
ここは〜して、〜すれば簡単に解けるよ」
「ありがとう」
と言って、自分の席に戻っていった
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そんなこんなで、特に何も無く放課後となった
(さっさと、職員室行って終わらせるか)
「篠崎くーん、待ってー」
「ん?」
「一緒に行こうー」
「良いよ」
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「お、来た来た。はい、プリント」
「早く終わらせよ」
「うん!」
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「今日は早く終わったね」
「うん。篠崎くんのおかげだよ」
「違うよ。全部、上井草さんの実力だよ」
「ふふっ、ありがとう」
キィィィィ 4時の電車が着いた
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その後は、ただただ楽しかった
女子は嫌いなのにね。
なぜだろう。自分でもよく分からなかった
久しぶりに話したからなのかな
家に帰って寝る時間になり、
けど、眠れなかった
(これからは、こんな毎日なのかな...)
……To be continued
良い事って何かって?
それは、ひ・み・つなのさ!