プロローグ
「はぁぁぁ」
と窓際で外をぼーっと眺めている。
すると、男女2人が目に入った。
(何やってんだアイツら...まさか告白ってかw)
男も女も何もせず下を向いている。
(どうせ振られて終わりだなwお、男が動いた)
(さーさー、振られてしまえ)
「えっ...馬鹿..な...」
驚きのあまり声が出てしまった。告白は成功したようだった。
(俺の時はこんな風に上手くいかなかったのに)
そう、それは小学生の時...
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「〜さん、好きです。付き合ってください。」
「ごめんなさい。無理」
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今となっては悲しい記憶である。
しかも、この告白は半ば強制でさせられた。
いや、まあ好きだったんだけど...
しかも、場所は皆が居る教室でだ。
まさに公開処刑である。その後は悲しい限りであった。
他の女子からはいじめられるだけだった。
それ以来、俺は女子というものが嫌いなのだ。
そして、そんな思い出のせいで他の人の告白を見ると腹が立つ。
さらに、外で遊ばずに本を読んだりゲームをするようになった。
ああ、そういえば名前を言っていないな。
俺の名前は篠崎翔。普通の男子高校生。
「篠崎く〜ん?」
(先生が何の用だ?)
「はい?」
「あなた夏休みの宿題出してないよね?」
「はい」
「もう1週間以上経ってるけど出てないってどういうこと」
「すいません」
「今日から居残りね」
「え、あ、はい」
そして、職員室に連行される。
「そこに座って。あ、その子も終わってないから。
分からない問題があったら話しなさい」
「よろしく」
……To be continued
今回、初の作品で連続とさせて頂きました。
皆さんが面白いと思うように頑張ります。