第3話
この3話は三回ほど吹っ飛んでます
まあ短いから大丈夫だったんですけどね
第3話
パリンッ
「うそん」
そんな音と声が玉座の間に響いた。
割れちゃったよ。アハハ・・・・・・・・・
割っちゃったから弁償とかないよね?大丈夫だよね?
いや。違うな。こんなこと考えてる場合じゃないな。これあれだな。うん、あれ。よくラノベとかでなるやつだ。やべぇな。
ん?何でそんなに冷静かって?
なんか一周回った感じかな。皆にも経験あるでしょ?ない?そっか、ないか・・・・・・・・
でも王様や大臣、周りの兵士さん達がポカンと口を開けたままだったらたぶんみんなも冷静になれるぜ?じっとみてるとおもしろいぞ?
「お、おい大臣。これはどういうことだ?」
周りより早くもとに戻った王様が大臣に聞く。
「は、はい。私の記憶が間違っていなければ水晶が魔力に耐えきれなかった場合に起きる現象だったはずです」
「ということは勇者として合格であるということか?」
「はい。そのように考えてよろしいかと」
いや~照れますなーアッハッハー
笑ってる場合じゃないか・・・
どうしよう?これ勇者確定だね。
みんなに王様の顔見てほしいな。王様めちゃくちゃニコニコだもん。そりゃそうなるか。自分の国の勇者になるやつが水晶でははかりきれないほどの魔力を持ってるんだもんね。あと王様がどれくらいニコニコかと言うとね。表情筋がエグいくらいフル稼働してるよ。
「アユムよ。お主にははかりきれないほどの勇者としての素質があるようだ。これからダナ王国の勇者として頑張ってくれ。」
そんなニコニコの王様が俺に言ってきた。
そして俺がしゃべる前に周りから大きな大きな拍手が鳴り響いた。
こんな中でめんどくさいから勇者嫌ですっていったら死刑とかなりそう。これも笑えん。
でもこんだけの拍手とか嬉しそうな顔見ると勇者やってもいいかなとか思う俺・・・・・
はっ!
いかん!流されるな俺!
結局流されて勇者になりましたけどね。
王様への謁見が終わり、またさっきの客間に戻った。
玉座の間から出るときにこれから俺は勇者としての特訓をするって聞いた。どれくらいの期間するかは俺の素質次第らしい。
武器は自分が学びたいやつを学べるらしい。あとファンタジーに欠かせない魔法。これには心が踊った。アニメ好きですし、みんな経験したはずの厨二病を患っていたしね。でもめんどくさいのには代わりないんだよなー
なったからには勇者として頑張ろうとは思うけど、でも俺運動苦手だから訓練とかついていけんのかな?とっても不安。
前向きに考えるんだ俺!
そんなこんなで俺の勇者としての特訓が始まった。
特訓内容とかなんも考えてないよー