うざ仲間?
「やっと着いた」
叶多とユラの目の前には叶多は良く見る建物そう魔能学園の入り口に立っていた。
「ここなの?」
「ああ、ここだ」
んーーと何か嫌そうな顔をし学園の方をユラが睨んでいた。
「どうした?」
「私ここ嫌いよ……」
「んーー、ならここに居るか?」
「そうするわ、あいにく私は最強だからなにも心配しなくて良いわよ?」
ユラはふんと無い胸を張りながらふんぞり返ってる。
「ユラ前の時倒れてなかったか?」
ギクリとヒューヒューとできない口笛を吹きながら空を見てる。
「なななな、何の事かしら!」
「正直言ってくれそうだろ?」
そうよと少し悲しそうな顔をして髪をくるくると回しまた離しを繰り返していた。
「魔力とか抑えられないのか?」
「自然と消したいと思うと出ちゃうのよ……」
「つまり、抑えられないと?」
「そうなるわね」
結局抑えられないのかよ……と呟き少し呆れた表情を浮かべた。
「んじゃ、ここで待ってろよ絶対に!」
「わかってるわよ」
ひらひらと手を振ってるユラを少し遠く離れたところで少し見つつ学園の中に入っていた、まだこれから巻き込まれる何て事は思っては居なかった。
「んと、確かここを右にっと」
「これはこれはバナナ君!」
「誰がバナナだ?」
後ろからやっほー!っと後ろから実乃は飛び蹴りを叶多の背中に放ち一回転しその後地面へと着地する。
「いってぇ、何しやがる!?」
「着地~! 10点満点だね!」
どやぁとどや顔を決めて叶多の方を見ていた、叶多はそのまま壁に背中をぶつけ少し背中を擦り立ちあがった。
「さぁ、戦争を始めるか?」
睨みつけながら手にボールペンを所持して実乃を見てるが実乃はあたふたしながら逃げようとしていた。
「いやぁ、そんなつもりはないんだよぉ~!」
「それが遺言で良いんだよな?」
「なわけ無いじゃん!? うぅぅぅ……これあげるからー!」
「ん? ってこれ♪」
モグモグと手渡された三色団子を食べながら嬉しそうな顔をし3本あるのを2本も食べた。
「これ並んで買ったんだよー! って話聞いてない!?」
トホホと少し落ち込んだ表情を浮かべるがすぐさま叶多が食べてる表情を見て少し機嫌が良くなったのかまあ良いや!とまた元気になった。
「あれ? 最後の1本食べないの?」
「ああ、まあ連れが居るしそいつにあげようかなと思ってな」
「女の子からたかったものをあげるなんて!」
「人聞き悪いなこれは貰ったものだ!」
きっとと叶多は小さく呟いた。
「それでバナナきゅんはどうしてきたの?」
「え、あーちょいとばかし先生に用があってな」
「ほうほう、なるほどー!!」
実乃は自分の手をポンポンと叩きブンブンと頭を縦に振った。
「まあ、そんじゃまたな」
叶多は手をひらひらと振って職員室に向かった。