結果の話
「お前が生きてるのがだめなんだ」
「なんでお前が生きてるのにこの子は死んだの?」
「やっぱりお前は不幸を呼ぶ子だ!」
ある少年は次々と人が言っていくあーまたこんな感じなのかと思った。
「俺が生きてるのがだめなの?生きてるのが俺の罪と言うのか!」
遠く離れて少年はただ泣き叫んだ誰にも決して許してもらえない一人の罪人として……。
そして黒くて意識が無くなった。
「いつつ………さっきのは夢……?」
ふと眼を開くと見知らぬ部屋らしき場所に居た。
「やっと覚めたか叶多~」
「悠也!? ここどこだよ」
叶多は少し頭を押さえながら問いかけた。
「ああ、ここは君は知らないか……病院だよ~」
「なんでだ……?」
「僕が助けを呼んだからに決まってるじゃないか」
当たり前だろ?と少し馬鹿にしたような表情を浮かべる悠也。
「それは一旦おくぞユラは何処だ!?」
「あー、あの子ねそれなら」
「叶多起きた! 死んだかと思ったじゃない!」
ユラは扉を開いて叶多が起きてる姿を見たら飛び出し叶多に抱きついた。
「わ、わりぃいてぇよ!?」
「で、でもーー!!!」
うえーんうえーんと大泣きしながら抱きつき泣きじゃくりながら叶多をみた。
「んで、お前の方は平気か?」
「ええ、一様大丈夫よ」
ニッコリと頬笑みながら膝の上に座ってきた。
「えーと、お熱いお二人さん大丈夫そうだしここを出るかい?」
「何が熱いんだ?」
「気にしなくて良いわよ……?」
こほんこほんと咳払いしながら耳まで赤くなってるユラ。
「そうか、それじゃあ出るか」
「入院とか言う奴しなくて良いの?」
「え、ああなんかもう治ったみたいだしなやっぱ魔法は便利だな」
「そうだ……ね……」
ガラガラとドアを開ける音がした。
「あらもう治ったの?」
「えっと……?」
「ああ、私は貴方を止めた理路って言うわよろしくね」
「止めた……? ああ、あの時か………」
叶多はうっすらとだけ思い出したなぜか記憶は殆どない斬る感触はまだ手に残っていたそして血を浴びていた所も。
「わかったようですね」
「あ、はい……」
「あの貴方は人なんですか?」
「え?」
突然言われた言葉に唖然としてる叶多にユラも驚いていた。
「あ、俺の無能力で魔力が低すぎるって事ですか………」
「え、あはい」
「そうっすよね、普通はありますもんね」
少し作り笑顔を浮かべ頬をポリポリとかく。
「すみません無神経で…」
「慣れてるんで平気ですよ」
「それで、ですねこれからどうします?」
「どうすると言うと?」
叶多は頭の上に?を浮かべ見ていた。
「そうねまだここに残るか残らないかよ」
「残りませんよそりゃあ」
「そうですねわかりました」
うっし帰るかユラと言いながら綺麗にたたんであった自分の服に着替えることにして着替えたあと病院を出た。