*永久を乞う者達までのネタバレを含みます
**登場人物**
【主要人物】
リリー・アクス
雷軍の将軍補佐官(兼通訳)、十七歳。双剣使い。将軍とは幼馴染み。
表向きは孤児だが皇家の純血で心臓は神器。戦闘狂で他人と馴れ合うのが苦手。
バルド
グリザド皇国、ハイゼンベルクの皇主。雷軍将軍。二十一歳。
グリザドの右腕と呼ばれる神器の『剣』を持つ。
無口で無愛想で人見知りが激しい。皇太子である兄が病没後、父より譲位され即位した。
クラウス・フォン・フォーベック
宰相を務めるフォーベック家次男。雷軍『剣』の統率官。二十二歳。
兄が義姉によって殺害されたため、現在宰相家の跡取りとなる。
【他】
アンネリーゼ・フォン・フォーベック
クラウスの兄の第一夫人。南の防衛の要、ベーケ伯爵家息女。
クラウスへ思慕を寄せ、夫を殺害した。『剣』の魔道士。十九歳。
エレン・フォン・ベレント
ベレント男爵家長女。皇太子の侍女で側近だったが、主君が病没後は生家に戻った。『杖』の魔道士。二十歳。
ラルス・フォン・ブラント
典儀長官を務めるブラント伯爵家の次男。水軍の将。皇家を信奉している。『剣』の魔道士。三十一歳。
カイ・フォン・ベッカー
ベッカー伯爵家次男。市井育ち。水将の補佐官。ラルスに忠を尽くす。『杖』の魔道士。四十歳。
ヴィオラ・フォン・ジルベール
軍人家系のジルベール侯爵家長女。炎軍の将。『剣』の魔道士。二十三歳。
マリウス・フォン・ジルベール
ジルベール侯爵家嫡男。炎軍補佐官。『剣』の魔道士。二十歳。
【ディックハウト】
フリーダ・フォン・マールベック
元雷軍『剣』の統率官であったが、北の護りの要となるゼランシア砦の城主を務めるマールベック伯爵家へ嫁ぐ。双剣使い。『剣』の魔道士。二十歳。
フランツ・フォン・マールベック
マールベック家嫡男。フリーダの夫。『杖』の魔道士。二十八歳。
アウレール
ディックハウト皇主。十歳。
ロスヴィータ
ディックハウト皇太后。アウレールの母二十八歳。
リーヌス・ゲオルギー
ディックハウト雷軍の将。二十九歳。
**地名等**
ベルシガ
ハイゼンベルク皇都。島北東部。
モルドラ砦
ハイゼンベルクの砦。島北部。
ゼランシア砦
ディックハウトの砦。砦の主であるマールベック伯爵家はハイゼンベルク方だったが離叛。島北部。
ルベランス城
ハイゼンベルク側。モルドラ砦より南に下った場所にある。
『杖』の社
神器のグリザドの左腕が祀られている社。社を中心にディックハウトが居城を築き、新皇都と称している。島南西部。




