解答編
解:たとえば気の利いたOLさんなら、メモの行頭に赤文字で『至急』とかいたり、赤丸をつけたり、要件の最重要事項が目立つような工夫をしてあとは箇条書きにでもするでしょう。実はこれが大正解。
前提条件が『部長に向けて』なのだから、部長が見慣れた形式で、要点がわかりやすければ、必ずしも既存の「文章形式」でなくてもいいという、ちょっとした意地悪問題だったのです。
暴論を言うなら、部長が時代劇マニアで普段からちょんまげ帯刀ならば、候文で書いたってよかったわけです。
箇条書きにする順番や内容も、実はビジネス関係のサイトなどググればテンプレートが存在するわけで、これが我々で言うところの「文章作法を学ぶ」に当たります。
このテンプレートに沿って書けば、用件を間違いなく伝える『手順』を知ることができるわけです。
そして箇条書きにする内容について、実は有能OLさんなら問題文では不足する情報も多かったのではないでしょうか。
例えばありがちな苗字であるヤマダさん、これだけで部長にどこのヤマダさんのことなのか伝わるでしょうか?
不足情報を精査すること、これは文章を精査することに共通で、『誰のために書く情報なのか』を知っていれば、この精査も自分でできるようになるのです。
と、いうわけでレッツラ次章☆