衷情を申しました
ちょいとホラーなきっかけからの異世界トリップもの。神(っぽいもの)は実在しました。神(?)を呼び出す好奇心にかられた大学のサークル仲間たちにいやいや連れられて行った神(?)降ろし。どうせ何もおこらないと高をくくる青年の思惑を尻目に、それは成功してしまう。おののく青年たちに神(?)はこう言った。「ノミコム代わり、君に何かアゲルよ」と。願いを告げる者もその場から逃げる者もいた。最後に残った青年は、逃げることを諦め、自分の意見をつたない英語でしかし簡潔に述べた。「ノーサンキュー」と。青年の仲間たちと同じ運命をたどり、神(?)に飲み込まれたその先には胃袋でも死の世界でもなく広大な異世界が広がっていた…?拍子抜けする異世界デビューを果たしたその青年の数奇な運命を綴る、これはそんな物語である。
プロローグ
2013/10/31 17:08
事の次第を弁じ立てると-1
2013/10/31 22:04