おおばあちゃんに会いに
しばらくマルやメグルに質問をしていろんな出来事を聞いた後、りゅーちゃんがとある質問をした。
「マルの旅の目的は何なんだ? 人間の一生は、私たちに比べればずっと短い。何か目指すものがあって、旅をしているのかと思ってな」
私のおなかに回したメグルの腕の締め付けが少し強くなった。
「僕の旅の目的はおおばあちゃんに会うことですね。会って元の星に帰る方法を聞きます」
腕の締め付けがさらに強くなった。
私はメグルの腕にそっと両手を乗せた。
「あ、ノア。ごめんね」
「ううん、大丈夫だよ」
「なんだかノアを抱いていると落ち着いてくるよ」
「それすっごくわかる!」
リナ姉がすぐに反応した。
「ねえ、メグルも一緒におおばあちゃんの所に行くんだよね? 私も一緒に行っていい?」
「ノアも一緒に行きたいの?」
「うん!」
「いいよ」
「ノアが行くなら私も行く!」
リナ姉が、すかさず声を上げた。
「そういえばあやつに歴史を聞くいい機会だな。それに楽しい旅行になるだろうし四姉妹全員で行ってくるといい」
「りゅーちゃんはどうするんだ?」
「私のやることはいつもと変わらない、だらだらしたり森を巡回したりだな」
「私たちがいなくても大丈夫?」
ミア姉が、りゅーちゃんに尋ねた。
「寂しくはなるが今まで生きてきた年月に比べればあっという間におぬしらは帰ってくるだろう」
「そういえばメグルたちはここにどれくらいいるの?」
今度はリナ姉がメグルに尋ねた。
「んー、一週間くらいお邪魔しようかな」
「ここに来る前、すぐに旅立つとか言ってなかった?」
「一週間なんてすぐだよすぐ」
メグルが笑い、マルがまたかといった表情でため息をついた。




