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トリノぶらり観光よ!。美味そうです…。

作者: 転移野郎

「異世界転移したら、私が弟子になっていて、のんびりスローライフを送っていた。」外伝編。


この物語は第34話〜第36話。でホワイトが闘技場で奮闘してる時。ユリア一行は何をしていたのか?。


この物語で全て明かされる事であろう。


そしてサムとジェイコブの奮闘する物語でもある…。


これはある意味での闘いなのだ…。


サムの奮闘記が始まろうとしていた!。

「異世界転移したら、私が弟子になっていて、のんびりスローライフを送っていた。」外伝編。


この物語は第34話でトリノの街に入った直後の別の視点から語られる物語である…。


馬繋場ばけいじょうでホワイトと別れたユリア一行の物語である。ホワイトが闘技場で闘ってる時に、ユリア達がトリノで何をしていたのか?。この物語で明かされる出来事である。


今宵、あなたは、その「真実」を知る事になる…。


ホワイトは別れ際にサムとジェイコブに呟く。

「後は任せたぞ」それを伝えてホワイトは去る…。2人は力強く頷いてお互い手をふる。


ユリア、セリナ、ミランダ、レオは馬車から大切な荷物だけを持っていく事にしたのだ。

ユリアは目を輝きさせながら伝える。


ユリア「さぁー、楽しむわよ、皆!」


セリナ「ユリア様、余程、嬉しいのですね」


レオ「お母さん〜早く街を散歩しょうよ!」


ミランダ「あまり、暴れるじゃないよ!」


サム「ホワイト様から託された、俺の伝…。」


ユリア「あ〜はいはい〜サム様、わ・か・り・ま・し・た!!」


サム「・・・・。」


ジェイコブ「サムよ…協力するぞ…。」


こうして楽しい、街の観光を楽しもうとする、6人であった。いや…4名なのだろう…。


そして「サムとジェイコブ奮闘記」でもある。


一行は始めにポルティコへ向かう。ポルティコとは屋根付きの回廊アーケードの事でトリノのシンボルであった。


その長さは延長が18kmにも及んだ。そしてお店も並んでいた。歴史ある店舗もあった。各国から色々な交易品が並んでいたり。珍しい食材だったり。珍しい物が売られていた。遠い国からイングランドでは羊毛だったり。はたまたヴェネツィアからは舞踏会の為の仮面専門店など色々な店が並んでいた。


そしてとある、お店に目を奪われた2人がいた。ユリアとレオである。2人はヨダレがでる…。そのお店は、ケーキ。クッキーサンドなどのお菓子が作っていたからだ。


クッキーはクリームを入れるのが当たり前であった。ケーキは元々は古からある。中世ヨーロッパではバター、クリームが主流でもあった。砂糖ビートさえもある。特にフランスはビートが原産だ。


ユリア「食べたい…。美味しそう…。」


レオ「お母さん…。これ食べられる?」


セリナ「値段は…銀貨6枚なのね…。」


※お金の事情。銀貨1枚は現代の金額で約3,000円に相当する。即ち一万八千円相当である。


サム「貴族御用達のお店か…。」


ミランダ「仕方がないのさ、貴族しか食えやしないだからね」


ジェイコブ「匂いだけでも嗅ぐのじゃ!」


6人は諦めて移動を開始する。すると前方から走ってきた少女がユリアにぶつかる。幸い2人は転んでなかった。少女は何やら慌ててる。


ユリア「ちょっと!痛いじゃない!」


少女「ごめんなさい…。急がないと…参加が…。」


少女は詫びて走って去っていくのであった。


ユリア「まったく!親の顔が見てみたいわ!」


それを聞いた一同は…。その言葉、そのまま返したい気持ちであった…。6人は酒場の近くまで来ていた。※時刻は正午近くになっていた。


するとサムがホワイトらしき姿を確認した。サムは慌てる…。心の中でつぶやく「まずい、ここで姿を見られるたら…この4人を合わせたら…まずいぞ!」


サムは小声でジェイコブに伝える。ジェイコブの肩をトントンしてホワイトの姿を教える。


ジェイコブが機転を利かせる。「うぬ、そうじゃ!サン・ミケーレ聖堂へ行こうかのぅ!」


ユリア「確か丘の上にある、修道院よね?」


セリナ「トリノの聖地みたいですね。」


ミランダ「いいね、あたいは賛成だ!」


レオ「うん!行ってみたい!」


トリノの、お勧めスポットを前もって同じ旅人から聞かさられていた一行である。こうして6人はサン・ミケーレ聖堂へと向かう。

サムとジェイコブは内心、ホッとした…。

こうしてホワイトとは逆の道を進んでいった。


サン・ミケーレ聖堂はトリノ郊外北西方の位置にある距離は42Km、そして標高960の高さなのだ。山と言うべきだろう。6人はサン・ミケーレ聖堂まで行ける、観光馬車に乗る。到着まで半時はかかるだろう。※時刻は0時30分…。


サン・ミケーレ聖堂を観光馬車で目指した一行は「ぶらり観光」を楽しむのであった。


道中、同じ道を進む観光馬車を目撃してはお互い手を振っては風景を楽しんでいた。天候は晴れ、そよ風が気持ち良いぐらいだ。そして半時が過ぎようとしていた。※時刻は午後13時を回った。


観光馬車は平な道に停まり。御者が伝える。「ここからは徒歩で頂上を目指して山を登るのです。」っと伝えるっと観光馬車は次のお客を乗せる為に戻っていた…。ユリア一行は頂上を目指して進む。道中、ユリアは…。


ユリア「お母さん〜オンブして〜…。」


サム「おぃ?本気か…。まだ10分しか…。」


ミランダ「あんた…体力なさすぎだろ!」


レオ「お姉ちゃん、オンブしてあげようか?」


セリナ「ふふ、ユリア様たら…。」


ジェイコブ「ワシがオンブしてもらいたいもんじゃ!」


ユリア「じ、冗談よ!冗談なんだから…。」


6人はようやく頂上へと到着した。サン・ミケーレ聖堂、本名称は「修道院、サクラ・ディ・サン・ミケーレ」である。


10世紀に生きてた、イタリア人の修道士グリエルモ・サン・ミッシェル。が設計したとされてる。サン・ミッシェルはフランス語で「大天使ミカエル」の名前である。


一行は門を通過してサン・ミケーレ聖堂の入り口へ入る。中には立派な内陣になっていた。内陣とは、これは中央に祭壇があるのだ。そして6人はサン・ミケーレ聖堂の塔を登る。階段を登って塔の頂上へと到着した。6人は言葉をなくした。それは街を一望出来る眺めだからだ。何よりも青空が綺麗なのである。たまに雲があるが、時間が良かったのか。街がくっきりと風景が楽しめたのだ。トリノ街は屋根が茶色系で統一されているからか、絶景だった。

ユリア、セリナ、ミランダ、レオは前に出て風景を楽しでいた。サムとジェイコブは後ろ側でくつろいでいた。


ユリア「風が気持ち良いわね〜」


セリナ「えぇ、雨なら最悪でしたわね」


ミランダ「まったくだよ、晴れで良かったさ」


レオ「お姉ちゃん、見て!あそこに変な円があるよ!」


サム「変な…円…。変な…もしかして…。」


ジェイコブ「レオよ、あれはただの廃墟じゃ」


ミランダ「あれって…もしかして闘技場かい?」


ユリア「闘技場…!この世界にもあるの!?」


レオ「お母さん!行ってみようよ!闘技場に」


闘技場に行こうっと言い出す。もはや絶対絶命…。するとジェイコブが機転を利かせる。


ジェイコブはサムに耳打ちをするのである。

サムとジェイコブは小声で話しだす。


サム「なっ!そ、そんな嘘をつけと言うのですか!?」


ジェイコブ「えぇぃ!これも嘘の方便じゃ!」


サム「し、しかし…それではホワイト様の名誉に…。」


ジェイコブ「サムよ!これも弟子の務めじゃ!」


サム「弟子の…務め…、そ、そうですね!」


サム「今、思いだしたぞ!ホワイト様は王に会いに行ったらしい!」


ユリア「王様ー!それ本当なの!」


セリナ「まぁ、王様に、会う方なんて!」


ミランダ「あたいは、薄々感じていたさ!」


レオ「ホワイト様は〜本当に凄いお方なんだね!」


ジェイコブ「うぬ!実はの伝説の騎士ゆえに褒美を貰いに行ったのじゃ!」


ユリア「で、伝説の勇者…!?。」


セリナ「ユリア様…「騎士」って言いましたよ…。」


サム「そ、そうだ、金貨だぞ!金貨!」


レオ「すごい〜!今日は沢山食べられるね!」


ユリア「ホワイトたら〜それで別行動なのね」


セリナ「ふふ、伝説の騎士は秘密が多いのですね」


ミランダ「あたいも負けてられないね!」


4人は闘技場よりも、ホワイトの「王様の謁見」で盛り上がっていた。そして4人は次の場所へと向かう…。こうしてサムとジェイコブは機転を利かせてホッとするのであった…。


ユリア、セリナ、ミランダ、レオには、まさかホワイトが「金貨が欲しさ」為に闘技場で闘ってるとは言えず…。サムとジェイコブであった…。


ジェイコブ「サムよ…よく頑張ったのぅ…。」


サム「ホワイト様!、この件は地獄まで持っていきます…!。」


こうして楽しいトリノ観光を尽くしてる6人であった…。合流するまで、サムとジェイコブの「嘘の方便」が続いた事が言うまでも無かった…。※そして時刻は午後16時を回っていた…。


頑張れ!サム!。ホワイトの名誉を守る為に!。

こうして…。トリノぶらり観光は4人が飽きるまで続いた…。サムとジェイコブの奮闘は続いた事が言うまでもなかった…。

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