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プロローグ
これらは全て、今から数年前の話だ。
これらは実に荒唐無稽な話だ。
しかし、だからこそ、此処に記そうと思う。
話したい事は私の事を含めて山ほどある。
しかし、話せるのは限られた事だけだ。
こうして書き記しておこうと思った事は不思議だ。
これを記そうと思った事。
これは自分の意志なのか、それともまた、別のモノの意志なのか。
これは、ある店での出来事だ。
私はこの出来事を一生忘れる事は無い。
それをこれから書いて行く。
もし、これを誰かが読んだなら、その方に頼みたい。
この話はあなたの心の隅に閉まっておいて欲しい。
決して他言はしないで頂きたい。
では、話そう。