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2月20日 鳥の子色

2月20日

鳥の子色

とりのこいろ

#FFF1CF


R:255 G:241 B:207

2月20日 鳥の子色

*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*


うさぎのろっぴぃは、おとうさんとおかあさんと3人で、くらしていました。


ろっぴぃのおうちは、ちいさなおうちでしたが、お庭があって、そこには、かだんがありました。


かだんには、おかあさんとろっぴぃが、お花のたねをまきました。


お花のたねは芽をだして、ぐんぐんと大きくなり、もうすこししたら、きれいなお花が見られるのです。


春はもうすぐなのです。


春になったら、ろっぴぃは、だいじなおしごとをすることになっていました。


それは、いーすたーというおまつりの、たまごさがしのたまごをかくす、というおしごとです。


まいとし、このおしごとは、うさぎがすることになっているのです。


そして、ことしは、ろっぴぃが、そのやくをすることがきまったのでした。


4がつのいーすたーまでに、いろいろと、じゅんびをしなければなりません。


とうじつ着る、いーすたーらびっとの、とくべつなふくがひつようです。


くつやぼうしも、じゅんびがひつようです。


そして、なによりも、たまごです。


おおぜいの子どもたちがさんかするので、たくさんの、たくさんの、たまごがいるのです。


ろっぴぃとおとうさんは、いーすたーのたまごをわけてもらうため、あちこちをたずねます。


あちこちの、めんどりさんのところへいって、あいさつをするのです。


「こんにちは。わたし、うさぎのろっぴぃです。ことしの、いーすたーのうさぎをつとめます。」


ろっぴぃは、めんどりさんにむかって、おじぎをしてみせました。


すると、めんどりさんがいいました。


「おや、かわいらしい、いーすたーうさぎさんだね。たまごは、ちゃんと、とどけてあげよう。」


めんどりさんは、やさしいいろの、たまごをみせてくれました。


「きれいにかざって、すてきな、いーすたーのたまごに、しあげてね。」


めんどりさんから、とどけられるたまごに、いろをぬったり、えをかいたりするのも、しごとなのです。


だから、ろっぴぃは、おえかきのれんしゅうもしています。


ろっぴぃは、すけっちぶっくをひろげて、めんどりさんにみせました。


「こんなかんじに、たまごに、いろをぬったり、えをかいたりするよていです。」


それをみた、めんどりさんは、かんしんしていいました。


「これはすてき。たのしみにしているわ。がんばってね。」


ろっぴぃとおとうさんは、めんどりさんにあいさつし、べつのめんどりさんのところへ、むかいました。

挿絵(By みてみん)

写真は、かごに入った玉子。


鶏の卵殻の色。

この色名は、 鎌倉時代からあるそうです。

ごく淡い黄褐色。

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