2月20日 鳥の子色
2月20日
鳥の子色
とりのこいろ
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2月20日 鳥の子色
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うさぎのろっぴぃは、おとうさんとおかあさんと3人で、くらしていました。
ろっぴぃのおうちは、ちいさなおうちでしたが、お庭があって、そこには、かだんがありました。
かだんには、おかあさんとろっぴぃが、お花のたねをまきました。
お花のたねは芽をだして、ぐんぐんと大きくなり、もうすこししたら、きれいなお花が見られるのです。
春はもうすぐなのです。
春になったら、ろっぴぃは、だいじなおしごとをすることになっていました。
それは、いーすたーというおまつりの、たまごさがしのたまごをかくす、というおしごとです。
まいとし、このおしごとは、うさぎがすることになっているのです。
そして、ことしは、ろっぴぃが、そのやくをすることがきまったのでした。
4がつのいーすたーまでに、いろいろと、じゅんびをしなければなりません。
とうじつ着る、いーすたーらびっとの、とくべつなふくがひつようです。
くつやぼうしも、じゅんびがひつようです。
そして、なによりも、たまごです。
おおぜいの子どもたちがさんかするので、たくさんの、たくさんの、たまごがいるのです。
ろっぴぃとおとうさんは、いーすたーのたまごをわけてもらうため、あちこちをたずねます。
あちこちの、めんどりさんのところへいって、あいさつをするのです。
「こんにちは。わたし、うさぎのろっぴぃです。ことしの、いーすたーのうさぎをつとめます。」
ろっぴぃは、めんどりさんにむかって、おじぎをしてみせました。
すると、めんどりさんがいいました。
「おや、かわいらしい、いーすたーうさぎさんだね。たまごは、ちゃんと、とどけてあげよう。」
めんどりさんは、やさしいいろの、たまごをみせてくれました。
「きれいにかざって、すてきな、いーすたーのたまごに、しあげてね。」
めんどりさんから、とどけられるたまごに、いろをぬったり、えをかいたりするのも、しごとなのです。
だから、ろっぴぃは、おえかきのれんしゅうもしています。
ろっぴぃは、すけっちぶっくをひろげて、めんどりさんにみせました。
「こんなかんじに、たまごに、いろをぬったり、えをかいたりするよていです。」
それをみた、めんどりさんは、かんしんしていいました。
「これはすてき。たのしみにしているわ。がんばってね。」
ろっぴぃとおとうさんは、めんどりさんにあいさつし、べつのめんどりさんのところへ、むかいました。
写真は、かごに入った玉子。
鶏の卵殻の色。
この色名は、 鎌倉時代からあるそうです。
ごく淡い黄褐色。