10月5日 丁字色
10月5日
丁字色
ちょうじいろ
#C78A77
R:199 G:138 B:119
10月5日 丁字色
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香り付きの消しゴムとか、鉛筆とか、あとインク。
なんだか、特別感があって、ただの文房具とは違う宝物っぽい感じ、ちょっとした魔法のアイテムみたいな感じがあった。
香りを楽しむ、香りを身近なものとして使う、という文化は、平安時代からあったのだ。
なんと、香で布を染めてしまうという発想である。
それが丁子染め。
布を丁子の蕾の煮汁で染めると、染めた布にしばらくの間、香りが残るので「香染め」とも呼ばれていた。
香が高価なものであったことから、あくまでも貴族の間で好まれたようだ。
写真は、丁子(クローブ)。
香辛料の丁子の蕾の煮汁で染めたやや薄い茶色。
チョウジまたはクローブは、フトモモ科の樹木チョウジノキの花蕾。原産地はインドネシアのモルッカ群島。蕾が開花する直前に摘み取り、乾燥させたものをスパイスとして利用しています。
昔、クローブをレモンやオレンジに刺した匂い玉(ポマンダー)が、西欧で魔除けに使われていたそうです。