1月22日 浅葱色
1月22日
浅葱色
あさぎいろ
#00A3AF
R:0 G:163 B:175
1月22日 浅葱色
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浅葱色は藍染めの薄めの青色。
きれいな色だけれど、この色は田舎者の象徴みたいに扱われていたらしい。
実用性に富むことから、江戸時代に江戸庶民の間で浅葱木綿の着物が一時期、流行した。
浅葱木綿というのは、縦糸も横糸も浅葱色に染めた糸で織られた無地の木綿布。
しかし、江戸では次第に流行遅れとなってしまう。
流行遅れになっても、田舎侍や生活が困窮していた下級武士は羽織の裏地に浅葱木綿を使っていたので、それが、“浅葱裏”と呼ばれ、揶揄されたというわけ。
もう1つ、浅葱色が象徴するものがある。それは、新選組。
新選組の羽織は、浅葱色のだんだら羽織。大丸百貨店の前身、大丸呉服店に注文されたという記録が残っている。
ただし、実際には、あまり使用されなかったと言われている。
これ、忠臣蔵の赤穂浪士の衣装を流用したデザインで、さらに浅葱色がやはり良い印象ではなかったようだ。
派手な歌舞伎の舞台衣装デザインの服を着て、京都の見まわりとか……。
江戸以上に、京都では田舎者扱いされちゃったのかもしれない。
写真は、壬生屯所旧跡。
葱のような鮮やかな青緑色。
薄い藍染の青です。