7月10日 ペールパステルブルー
7月10日
ペールパステルブルー
Pale Pastel Blue
#608FC3
R:96 G:143 B:195
7月10日 ペールパステルブルー
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その扉は、不思議な青い色をしていた。
僕は、夢で見たのと同じ扉だと、すぐに分かった。
現実にあったとは……。
夢の中で僕はその扉を開け、店の中へ入った。
その店の中は、壁という壁に大小さまざまな大きさ、形の壁掛け時計がびっしりと掛けられてあった。
指し示す時刻もバラバラ。
そして、ちょうどの時刻になった時計は鐘を鳴らし、消えた。
時計が消えた壁には、しばらくすると、別の壁掛け時計が現れた。
そんな風に、店内のあちこちで、時計が鐘を鳴らして消えたり、現れたり、が繰り返されているのだった。
カウンターの向こうでは、1匹の猫が故障した時計を修理していた。
猫は、僕に気が付いたようだが、ちらと一瞬だけ見やると、再び作業に没頭し、まったく相手をしようとはしなかった。
その扉と同じ青い扉が目の前にあるのだ。
僕は、扉を開けて中に入ることにした。
写真は、青い扉。
飲食店だと思われるが、詳細は不明。
喫茶店か、イタリアンの定食屋さんあたりか?
パステル調の青色。ペールとなっているが、あまり淡い感じはしない。
ファンタジーなイメージの色。
なので、本文もファンタジー。
けっしてホラーではありませんよ!