表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/366

1月16日 ホワイトリリー

1月16日

ホワイトリリー

White Lily

#F0F6DA


R:240 G:246 B:218

1月16日 ホワイトリリー

*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*


待ち合わせの時間までには、まだ少し余裕があった。

少し落ち着きたい気分ではある。そして喉も乾いていた。

先に店内へ入った友梨佳は、そのままカウンター席へ向かい、そして腰をかけた。


「いらっしゃいませ。」

カウンターの向こうから、女性のバーテンダーが声をかけてきた。

アイロンがきちっとかかった真っ白なシャツに黒のカマーベストを合わせて着こなしている、スマートな女性だった。


「待ち合わせまでに時間が少しあるの。何か、ショートドリンクを。強くても大丈夫、……ホワイトリリーはお願いできる?」

友梨佳は、以前に別の店で飲んだことのあるカクテルを思い出して注文した。


「ホワイトリリーですね。少しお待ちください。」

バーテンダーは一瞬、少し驚いたような表情を見せたが、直ぐに表情を戻し、手早く準備を始めた。

シェイカーを振り、三角のカクテルグラスに白濁した液体を注ぎ、友梨佳の前の紙のコースターに着地させた。


友梨佳は気付いていなかったが、バーテンダーは、初めて見る客である友梨佳がカクテルグラスに口を付ける様子を、少し心配そうな表情で見つめていたのだった。

挿絵(By みてみん)

写真は、バーカウンターとカクテル。カクテルの種類は分かりませんが、白色で、グラスに塩が付いているようにも見えるので、マルガリータかもしれません。


白百合の花の色に由来したわずかに黄色がかった白色。


ホワイトリリーというカクテルは、古くから飲まれてきたようで、1900年代初頭には存在していたという説もあります。

かなり、強いお酒のようです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] アルコールとセットになると一気にお洒落な感じになりますね。 思わず酔ってしまいそうです。そして色を飲む、自分自身までお洒落な気持ちになれる作品をありがとうございますm(_ _)m
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ