5月12日 シャルトルーズイエロー
5月12日
シャルトルーズイエロー
Chartreuse Yellow
#E3E548
R:227 G:229 B:72
5月12日 シャルトルーズイエロー
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「う゛あぁぁぁぁぁぁ。」
すんでの所で、どうにか持ち堪えたが、既に限界に近い。
体力も魔力もギリギリまで削られてしまっている。
立っているのがやっとの状態。息をするたびに肩が大きく動いているのが自分でも分かる。
「下がって!」
俺を庇うように、緋色の髪の女剣士が前に立ち塞がる。
「す、すまねぇ。」
俺は、素早くエリクサーの壜を開け、その黄色の液体を口に含んだ。すると、その液体の力によって、俺の体の奥底から、再び湧いて出るような熱が引き摺り出されてきたのだった。
写真は、黄色い液体。
実在するエリクサー、シャルトルーズは、シャルトルーズ修道院内部で製造されてきた薬草酒で、その製法や原材料は門外不出となっているが、130種の薬草を使用すると言われている。
シャルトルーズには、「シャルトルーズベール」と呼ばれるアルコール度数55度の緑色のもの、「シャルトルーズジョーヌ」と呼ばれる甘口でアルコール度数43度の黄色のものがある。