5月9日 パラキートグリーン
5月9日
パラキートグリーン
Parakeet Green
#2CB232
R:44 G:178 B:50
5月9日 パラキートグリーン
*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
動物園に来たのは、かなりの久しぶりだった。最後に来たのは10年以上前だったと思う。
動物は好きだけど、わざわざ、ここに来るほどでもない。
だいたい、1人で来るような場所でもないし。
だから、記憶もかなり曖昧だった。
入口を入ってすぐの所には、大きな檻があって、色鮮やかなインコやオウムが入れられていたような気がしていたのだけれど、そんな檻はなかった。
入口から入ってすぐの所に実際にあったのは池だった。
池には、手漕ぎボートに乗った家族連れや、デートとおぼしき男女が見え、やっぱり1人で来る場所ではないと実感。それを横目に、私は、ボート乗り場と書かれた看板の出ている方とは反対の道をずんずん歩いていった。
しばらく歩くと、円柱形で背の高い檻が建っている場所に出た。そこには、青や緑、赤などの鮮やかな羽根を持つ鳥たちがいた。
どうも、記憶にズレがあるみたい。
鳥たちは、鮮やかすぎて、自然というより人工物のような感じさえするのに、動物園特有の臭いが、やはり生きものなのだと主張しているようだった。
インコやオウムの羽根の緑色。
鮮やかな色と配色が印象的。
こういう鳥も野生で暮らしている場所だと、群れをつくるのだろうか?
これだけ派手だと、天敵にも見つかりやすそうに思うけれど、問題ないのだろうか?
日本の平均気温が上がって、逃げ出したペットの鳥が野生化したというニュースも聞くが、こんな鳥の群れが日本の空を飛んでいたら、びっくりするだろうな。