114/366
4月23日 葦葉色
4月23日
葦葉色
あしばいろ
#88CB9D
R:136 G:203 B:157
4月23日 葦葉色
*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
「豊葦原千五百秋瑞穂国」
それは、この国の名前である。
葦は日本各地の池沼、河岸、湿地など、水辺に自生していた。塩分に耐える性質があり、葦原と呼ばれる広大な茂みを作る傾向がある。葦原は、自然浄化作用を持ち、多くの生物が暮らす棲み処となっている。
葦の茎で作ったすだれは葦簀と呼ばれ、夏季の強い日差しを避けるために昔から利用されてきた。また、屋根材としても最適で茅葺民家の葺き替えに使われてきた。
葦は風で倒されても、茎が柔軟なため折れたりせず、やがて起き上がり、上に向かって生長する。
弱いが、しぶとい、強かな存在なのである。
写真は、葦原。
若い葦の葉のような柔らかい緑色。
「考える葦」というのもありましたね。
簡単に風で倒されるが、折れない葦。弱くても逞しいのだ。