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破壊の魔王  作者: Karionette
外界編 第五章 魔物討伐
57/354

06




起きたことを、ワシが説明しよう。


結論から言えば、魔物は倒した。死んではおらんが、回復できんくらいにはなった。


ということで、ワシらの勝ち。


殺すには魔物の生命力を削らないといかんから、長丁場になりめんどくさいそうだ。


あ。そうそう、ありんこが叫んだときのことじゃったな。


ワシのミスでもあるんじゃが、足が一本逃げおっての。真っ直ぐにゼロへ向かっていった。


まぁ、司令塔じゃし、実際一番強いしで、本能的な何かかもしれんな。うむ、すまん!


ゼロは避ける選択をしなかった。なにせボロボロのありんこが近くにおる。


魔力の節約かなんかしらんが、もう腕を食わせてやるつもりだったの、あれは。


その上で、ありんこよ。ありんこがそれを嫌がり、なんか叫んだ。


呪文じゃった。


呪文は魔力をより効率よく引き出す言葉で、魔法を強化させる。ワシはあまり詳しくないし、正直使うやつなんかおらん。むかしむかーしのものじゃ。だから、意味合いもわからなかったが…。


それを唱えた瞬間のことよ。


赤の放つ火がでかくなり、

黄の放つ雷が強くなり、

青の放つ水があふれた。


ようわからんが、ワシの使う橙も強化されたのじゃ。


はっははっは!ワシも驚いたわい。全てあのありんこがしたのなら、全属性を持つということになる。それはありえない、あってはならないことじゃ。


そして、イカの足…蛇もどきの攻撃も止まっておった。ゼロに当たる寸前でな。その理由はその後わかるんじゃが、とにかくその時には十分に集まった火力をゼロが見極め、「放て!!」の合図をおくった。


そして、足も根こそぎ吹っ飛び、イカの魔物は島の上で倒されたのじゃ。


ついでにありんこはぶっ倒れた。ぶっ倒れて、またゼロに叩かれとった。



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