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「連合ってなんなの?」
料理人さんはわたしが蹴ったあとからは、何も言わずに黙々と料理を作り、わたしたちが食べるのを待たずに出ていってしまった。
ゼロさんからの感想が楽しみとか、そんな感じのこといってたけど、もういいらしい。
「さっき話した銀ってやつが作った集団だ。銀の連合っつって、あいつが許可を出したやつにしか入れねぇ」
「なにする集まりなの?」
「表向きは単なる金儲け。個人間のやり取りを行うコミュニティだと思えばいい。軍人も兵士も王族だっている集団で、銀の声ひとつで動く集団でもある。できねぇことはないだろうよ」
「できないことはないって……それはスゴいね」
世界を牛耳るつもりなんじゃないだろうか。
それにしてもご飯美味しいな!
「本当のところの目的は?」
「情報と兵隊集め。自由に世界を操りたいんだろ、あいつのことだし」
牛耳るつもりだった。
「その人のとこに向かうんだよね。それで、わたしはアガドの情報を渡す」
「あぁ、そうだな。で?勉強の進み具合はどうだ?」
「ふ、え?」
あ!
礼儀作法か!
「ガンバッテオリマス」
「………なんだ、それ」
「意識するとダメなんだ……ダメナンデス」
「機械ってことにするのは流石に無理だからな。作法とかは最低限でいいから、言葉遣いは何とかしてくれ」
「なんのために必要なんです?」
「その銀ってやつのとこにいくため。俺一人なら夜通し空をいけばいいんだが……」
細長い酒瓶を傾け、赤い液体を注ぐゼロさん。
ワインって種類のお酒だ。
「お前がいるから無理」
「そうですね。なら、やっぱり乗り物をつかうです?」
「ああ、船で海を行く。あと、言葉おかしいぞ。それ」
つかうのです?
つかうのですか?
つかいますか?
んんん……。
「ま、うまくいけばの話だがな」
「ゼロさんがうまくできないわけないもん」
「クク、よくお分かりで」
あ、笑った。余裕の表情だ。
くそぅ、頑張らないと。
「あ、そうだ。ゼロさん、この料理おいしい?」
「あ?まぁ……それなりに一流の味なんじゃね?」
それからは勉強勉強勉強。疲れてから、暖かくて柔らかい布団で眠った。沈みすぎる布団が気持ちよすぎて、なかなか寝れなかったけども。




