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破壊の魔王  作者: Karionette
外界編 第三章 ティナ
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「連合ってなんなの?」



料理人さんはわたしが蹴ったあとからは、何も言わずに黙々と料理を作り、わたしたちが食べるのを待たずに出ていってしまった。

ゼロさんからの感想が楽しみとか、そんな感じのこといってたけど、もういいらしい。



「さっき話した銀(しろがね)ってやつが作った集団だ。銀(ぎん)の連合っつって、あいつが許可を出したやつにしか入れねぇ」


「なにする集まりなの?」


「表向きは単なる金儲け。個人間のやり取りを行うコミュニティだと思えばいい。軍人も兵士も王族だっている集団で、銀の声ひとつで動く集団でもある。できねぇことはないだろうよ」


「できないことはないって……それはスゴいね」



世界を牛耳るつもりなんじゃないだろうか。


それにしてもご飯美味しいな!



「本当のところの目的は?」


「情報と兵隊集め。自由に世界を操りたいんだろ、あいつのことだし」



牛耳るつもりだった。



「その人のとこに向かうんだよね。それで、わたしはアガドの情報を渡す」


「あぁ、そうだな。で?勉強の進み具合はどうだ?」


「ふ、え?」



あ!

礼儀作法か!



「ガンバッテオリマス」


「………なんだ、それ」


「意識するとダメなんだ……ダメナンデス」



「機械ってことにするのは流石に無理だからな。作法とかは最低限でいいから、言葉遣いは何とかしてくれ」


「なんのために必要なんです?」


「その銀ってやつのとこにいくため。俺一人なら夜通し空をいけばいいんだが……」



細長い酒瓶を傾け、赤い液体を注ぐゼロさん。

ワインって種類のお酒だ。



「お前がいるから無理」


「そうですね。なら、やっぱり乗り物をつかうです?」


「ああ、船で海を行く。あと、言葉おかしいぞ。それ」



つかうのです?

つかうのですか?

つかいますか?


んんん……。



「ま、うまくいけばの話だがな」


「ゼロさんがうまくできないわけないもん」


「クク、よくお分かりで」



あ、笑った。余裕の表情だ。

くそぅ、頑張らないと。



「あ、そうだ。ゼロさん、この料理おいしい?」


「あ?まぁ……それなりに一流の味なんじゃね?」



それからは勉強勉強勉強。疲れてから、暖かくて柔らかい布団で眠った。沈みすぎる布団が気持ちよすぎて、なかなか寝れなかったけども。



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