表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破壊の魔王  作者: Karionette
復興編 第一章 再興
180/342

04




「なんで妾が!!」


「ゼロさんのためだよ」


「それでも! なんで! 妾が!!」



鮮やかな赤髪をまき散らせて吠えるルナ。

ゼロさんの代わりに仕事をするのが、嬉しくて嫌ならしい。

今も、にたにたしながら首をがんがん振ってる。 ちょっとこわい。



「そうじゃ! 狐娘が行けばよかろう!」


「あたしは連合の奴らを取りまとめないと。 あんたは何もすることないでしょ」


「それにリオは罪状のない潔白の身なんだから、それを守らないと」


「ぐぬううううううう!」



まぁ逆らったところで、 しょうがないんだけど。 ゼロさんが言えば行くんだろうから。

今回はわたしが伝えたから、 こう……我儘言ってるだけなのだ。


よし。 もう奥の手だ。



「よし、銀さんに説得してもらお」


「まて。 すまぬ。 行く。 がんばる」



ロボットのようになったルナは、さっそく準備しに走って行った。 ルナは銀さんが苦手だからこういう時楽だ。



「ところで、リオさん。 わたしは何をするんでしょうか」


「何って……色々あるよ。 建築とか管理とかもそうだけど、 あのカジノ自体はそんなに修繕要らないんだし、すぐにオープンできるんじゃないかな」


「そうなの?」


「してなかったのは銀の判断だよ。 ルナティクスにいられないから、何かあったときに手 をだせないからね」



そうか。

それなら一応運営してから人集めをすることも、資金や魔力集めをすることもできるの か。



「ただ、正直街の復興って何をするのか、あたしもわからない」


「ですよね」



とりあえず銀さんが指示する以上、おかしなことは起きないだろうし、暇な人がでること もないだろう。


わたしは安心して仕事を待ってればいい。



「う? しろはこっちにいるってきいたぞ!」


「え?」


「だって、しろはここからはなれれないんだぞ!」



そう、 ケモ耳少年クガネは言った。


...……そうだった。


銀さん、最近アクティブだから忘れかけてたけど、もともと裏のルナティクスと表のルナ ティクスしか行動できないんだった。


じゃあ、ここから元々あったルナティクスに行けなんて、無理な話ってこと?いや、銀さんは多分行く気だったんだと思うんだけど…。



「だから、ぜろががんばるぞ!」



まじかと大きな声で叫んだ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ