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破壊の魔王  作者: Karionette
復興編 第一章 再興
179/346

03




「おかしいだと?」


「いや、まだわかんねぇ。 わからねぇから、おかしい」


「…」


「なんの影響もない方が無理な話だろ。 イリスやクガネが魔力使ったようなもんだぞ。俺 がやったことって」


「そうだな」


「だから少し休ませろ。 俺も調べる。問題ねぇなら、いつも通りだ」


「必要日数は?」


「未定」


「........まぁ、いいだろう。 お前が無駄に時間を使うとは思えんしな」


「だといいねぇ」


「労働力確保には、連合とルナを向かわせる。 都合のいい的が欲しくなったら言え」


「・・・ククク。 言うねぇ」


「誰かに感化されたらしいな」


「機械相手と会話しているかんしがねぇから助かる」


「…ふ。 昔を思い出すな」


「あ?」


「なんでもない。 それよりも、だ。

ゼロ。私はお前に死なれたら困る」


「……」


「殺そうと思っても殺せなかった。 体が自在に動かなかった。 知らない感情に支配された。

理由はどうでもいいが、死を選ぶな。お前の死は軽くはない。 お前自身の命とはいえ、それは人一人分と言うには、あまりにも重い。 龍である私が必要とする数少ない人間の命だ。 それを忘れるな」


「……銀。 それでも俺の命は俺のものだ。 どんだけ軽かろうが重かろうが、俺のもんは 俺の勝手にする。

説得は聞かねぇ。 生きたいだけ生きて、 死にたいときに死ぬ。 自由にやらせろ」



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