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破壊の魔王  作者: Karionette
アガド攻略編 第五章 アガド牢獄
149/340

01




アガド牢獄はアガドルークの国内にはあるが、場所事態は島の上だ。


それを結ぶ橋が、これから狐が守る場所になる。さっき俺が街ごと派手にぶっ壊したけど、どうせ再生してるだろう。


金属や土を操る魔法で、橋のひとつやふたつ、すぐにどうとでもなるからな。


まぁ、狐に任せとけば誰でも通れるフリーな場所にはならねぇだろ。たぶん。


それにしてもこの場所は前にも思ったが、要塞みたいだな。


牢獄のくせに城より頑丈で警備も厳重。

見た目を全く気にしてないせいで、呪われていそうな雰囲気だ。死人の数も桁違いだし、呪われていないわけではないか。


こうしてまっすぐ入口から入るのは初めてだが、俺は牢獄に向かうことはない。

牢獄はイリス出身場所も含めて、全て地下にあるが、用があるのは上だ。とにかくあいつらと逆方面に進む。



「めんどくせ。長い階段だな」



上はどんな警備がされているかは知らねぇが、ここはアガドで一番厳重な建物で要でもある。


ある意味、どんな街よりも城よりも国にとっては価値がある場所だ。


どんなものがあるか。まぁ楽しんでいくとしよう。



「や、闇の帝王ゼロ…」


「本物だ」



前より人数は多いし、確かに武器もそろってる。あー、しかも…ティナ持ちもいるか。骨が折れそうだな、これは。



「情報を奪りに来た」



パフォーマンス。

闇を無駄に振りまき、剣を肩に、腰の刀に手を添える。


あとは…床でも踏み割っとくか。



「こっから先、目に付くやつは皆殺しにする。命が惜しいやつは部屋の隅で震えてな」



既に震えてる兵たちに俺は念押しをしておく。


おーおー、びびってる。

予期していたとしても、俺を相手する覚悟なんて一生つかねぇもんな、雑兵ごときじゃ。だからといって命令に違反する勇気もないとは哀れな奴らだ。


さて、はじめよう。

ぐだぐだしてる暇はない。


俺は闇を人の群れへと放つ。敵の暴発したような魔法攻撃はクロがシールドで防いだ。



「別にいらねぇよ。その程度」


「きぅ」



人の死体の上を俺はゆっくりと歩いて進んだ。


目に付く奴全て、魔力を持つ者すべて、今回は邪魔者だ。


殺す理由はそれで充分だろう。



「あーあ。とんでもねぇ犯罪歴がつくなぁ」



俺はまだ幼い兵士の頭を踏み潰しながら、そうつぶやいた。


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