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破壊の魔王  作者: Karionette
アガド攻略編 第一章 一年後
103/339

08




「それで、どこ行くんだよ」


「さぁな」



夜。俺はハゲの工房から出た。

丁重にも見送ってくれるらしい。



「アルテマほど秘匿性の高い組織なら、ここまで嗅ぎまわってる俺をほっとくはずがねぇ。そろそろ、あっちからコンタクトがあるだろ。のんびりそれを待つ」


「つってもおめぇヘロヘロじゃねぇか」


「誰に言ってんだよ」



確かに全快ではない。いい感じに弱っても見えるだろう。


でもそうじゃねぇと、わざわざ俺に関わるような馬鹿な奴なんざいねぇからな。



「そんで、どのくらいだよ」


「あ?」


「ティナ持ちっつーのは、正気を失うんだろ?魔力が覇力に呑まれてよ。

残った魔力でもおめぇが異常な量なのは知ってるが、それ踏まえて何割進んでんだよ。どのくらい弱くなってんだよ」


「弱くはなってねぇし、ならねぇよ。たとえ魔力が全部覇力になろうが、能力が使えなくなるわけじゃねぇし、ティナ堕ちが進むにつれて身体は強くなるからな。技術はなくなるだろうけど」


「弱いだろ。それ」


「俺が堕ちたら剣士ごときじゃ手も出せねぇよ。指一本残ると思うなよ」


「破壊の権化か。少し面白そうだな」



馬鹿野郎が。剣も破壊されて、残った腕と体も消え失せるぞ。



「じゃあ。もう会わねぇかもしれねぇけど」


「ああ、かもな……って質問答えろって!!」



俺はそれには答えず飛び立つ。


もう一つの質問。何割進んでるか。


知るかよ。それがわかったらいつ堕ちるかも、何をしたら堕ちるかもわかるだろうが。そんな扱いやすい代物じゃねぇんだよ、ティナは。





サブタイトル破滅的

良いの思いつかない笑



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