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異世界と私と精霊  作者: 朱鷺
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レックスの提案

仮面舞踏会から数日…アヴィル様はいろいろと忙しかった――――


予想していた通り、学園から何人か参加している事がわかったのだ。

しかも、その舞踏会はいろいろと問題があったらしく、犯罪も起こっていたそうだ。

結局仮面舞踏会を開いた貴族は捕まり処罰される事となった…。


そんなのに参加していただなんて…本当に何もなくてよかった…。



『ねぇレイン。そろそろミストの特訓をしたいんだ。レインも一緒に訓練する?』

「そうね…。わたしももう少し攻撃魔法を使えるようになりたいと思ってるんだけど、教えてくれる?」

私は自分の足りない部分を補いたいとレックスに申し入れた。


『うん。そうだね…じゃぁ相手がいるなぁ。レオンも誘ってみようか』

「お兄様?お兄様は回復魔法がメインじゃないの?」

『いや~、レオンは攻撃魔法も優秀もだよ~。』

そうなの?お兄様が攻撃魔法ってあんまりイメージじゃないなぁ…。

アクア様の力を借りてベリル様を癒したときなんかすごかった…。私では治せなかった傷までなかったように治していたのだ。


『レオンか?あやつは回復より攻撃にむいておるな。』

後ろから急にアクア様が現れた!

精霊様は突然現れるからたまにビックリするんだよねぇ…。


『だよねぇ~。というか、気づかれないように攻撃魔法練習してるよね!』

『うむ。レオンは精霊使い荒いぞ…そして腹黒い…我…ちょっと思ってたのと違った。』

アクア様…なんだかしょんぼりしてらっしゃる…。思ってたのと違うってどういうことですか?お兄様見た目とは何か違うのかな?


「ひどい言われようですね…」

アクア様がビクッとした!

お兄様…顔は笑っているのに怖いです…(汗)


『わ、我は…いや、これからもレオンと、もっと頑張るぞ!』

アクア様はお兄様にどれだけこき使われてるんですか?


『あははは。レオン精霊をビビらせるなんてやるなぁ~。どれだけアクアに無茶言ったのさ~?』

「そんな…たいしたことお願いしてませんよ。ひどいなぁレックス様」

『ふふふ。レオンは面白いなぁ。あ、そんなことよりレオンも魔法訓練しない?レインの相手になってよ』

…そんなことって。アクア様、なんだか小さくなってませんか?なんだかかわいそうになってきました…。


「そうですね、学園を卒業する前にもっと魔法を使えるようにしたいですし。よろしくお願いします。」

『よし!じゃぁレイン特訓相手はレオンとアクアだからどーんとやっちゃおうね!』

「お兄様、アクア様よろしくお願いします。」

「うん、頑張ろうねレイン」

『…ほ、ほどほどに頼む…』

レックス…どーんとってどんな魔法を教えてくれる気ですか?そんな強い魔法は望んでませんからね?

アクア様がなんだか泣きそうになってますよ?


『レックスさま~私も特訓したいですぅ~』

『カリーナ?』

『私も~精霊としてもっと強くなりたいですぅ~』

『ふむ…。じゃぁカリーナにはミストの相手をしてもらおうかな』

レックスはニヤリと笑った…。




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