お出かけ…
ーーそして、3日後ーーーー
「お、おかしくない?」
私は今日の服装を何度もレックスに聞く…
『大丈夫だって〜、レインはなに着ても可愛いよ〜』
「もう!それはお父様と言ってる事同じじゃない」
『だって〜レインは私の可愛い守護人だからね〜。娘みたいなものさ』
「レックスったら…」
『大丈夫、アヴィルはちゃんとレインをエスコートしてくれるよ〜』
むぅ…
「なんでレックスはアヴィル様とそんなに仲良くなったの?」
婚約者候補、とかお父様に言われた時はわる〜い顔して反対みたいだったのに…
『う〜んそうだねぇ…たしかに会う前はレインに婚約者なんてまだ早いっ!って思ってたんだ。しかもヒュードの話じゃ国王がレインを縛り付ける為っぽいこと言ってたしね。でもね、実際のアヴィルを見たら親に言われたからじゃないって感じたんだ。アヴィルはちゃんと自分を持っている。だから私はアヴィルを信用した』
人というものは流されやすいからねぇ…と、レックスは呟いた。
「じゃあ、レックスはこの申し出は受けた方が良いって思ってるんだね」
『ん〜、最後に決めるのはレインだけど…レインもアヴィルの事を少しはいいなっておもってるだろ?』
「っ!な、なんで…」
『わっかりやすいもん〜♪レイン可愛いなぁ〜』
うゔ〜恥ずかしい…私って顔に出やすいのかしら…
『顔に出やすいって言うか、まぁ、私がレインをよく見てるっていうのもあるよ』
そっか、レックスは前世からの付き合いだもんね。
コンコンーー
「お嬢様、アヴィル殿下がお見えになりました」
「あ、はい。今参ります」
『まぁ、楽しんでおいで。今日はお邪魔しないから〜♪』
「お、お邪魔ってっ!もう、レックス…行ってくるね!」
ーー
「こんにちは、レイン嬢」
にこっと優しく微笑んでくれた。
「ご機嫌よう、アヴィル様」
私も、同じように挨拶をした。
「今日は二人でー…と言いたいが、流石に二人きりでは出かけられないんだ…ごめんね」
「ええ、もちろんですわ」
一国の王子様を護衛なしでお出かけなんてさせれるわけがない。
「まぁ、今日は王都のカフェに行こうか」
「はい、喜んで」
ーーーー
王都で人気のカフェに行き紅茶とケーキを食べた。人気なだけあってすごく美味しかった。
甘いものは好きだ、前世は自分でもお菓子を作っていたし、友達にもよく作ってたなぁ…久々に作りたいなぁ〜
う〜ん、今の私でもクッキーくらいなら…作れるかなぁと、考えながらもごもごケーキを食べていた
「ねぇ、レイン嬢」
「?」
「ついてるよ」
ほえ?ついてる?なにが?首を傾けてアヴィル様を見る。
「ふふ。」
アヴィル様が親指で私の頬を拭った…えっ?
「…クリーム」
ええええー!!
しかも拭い取ったクリームをペロッと舐めた!!
ボン!!
と私は一気に顔が熱くなる。は、恥ずかしすぎる…お子様かぁっ!あ、まだ10歳だからお子様だ…私。いや、しかしアヴィル様14歳なのに色気おかしい!!10歳にそんな色気出さないで〜(泣)
「可愛いなぁ」
クスクスとアヴィル様が笑った…
私のHP…0になりそうです…
そういえばまだ13歳と10歳だった_(:3 」∠)_
おませさん♪




