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異世界 Ⅷ Ⅸ Ⅲ (マフィア) 仁義なき異世界LIFE !  作者: hikozaemon
黒歴史、チンピラ時代
5/22

異世界にて・・・

過去編の序章みたいな感じです。よろしくお願いします。





礼儀というのは、とても大切だと思う今日この頃。 皆さんお元気ですか?『田乃山 俊彦』享年38歳です。

ゲームのテスターをしていて意識が無くなり起きてみたら2年も経っていて驚きました。しかも身体が新しくなっていたのです。この今の身体なのですが大学時代ぐらいの若さでボクサー体型です。しかも背が10㎝ほど伸びていて180㎝くらいあります。顔も結構カッコよくなってます。後輩でも有り仕事の上司でもあるムーさん(無左部)が言うには、ゲームのテスターでやったRPGのキャラクターの影響が出ているらしいのです。ムーさんの趣味が取り入れられた特別に造られたキャラで『任侠くん』という昭和ヤクザ映画に出て来る様な人物に似せたキャラです。まあ身体は変わってしまい、見た目はアレですが基本前よりスペックが上がっているので良しとしましょう。それよりも起きて周りを見れば自分の身体の死体があった事の方がビックリです。というよりも怒りました!それはもう怒りました!!

自分は今まで色々な事を我慢してきました、社会人なってからはなおさらです。そして自分は以外に我慢強かったらしく今まで怒りを爆発させた事が有りませんでした。しかし今回は駄目でした。

訳の解らぬ暴言を吐き、喚き散らし周りの物に八つ当たりをし、勢いのまま異世界に飛び出しました。

研究室のスタッフから脅して毟り取る様に貰った異世界の貨幣と、押し付けられる様に渡された変なカードと元から服に入っていたタバコだけが持ち物です。勢いとは本当に怖いものです。ラスボスとは言いませんが、中ボス相手に初期装備でガチンコタイマン勝負を挑む様なものです。

・・・色々ありました。ええ、それはもう色々ありました。人に騙され、冒険者達に絡まれ、所持金は銀貨2枚になって、トドメに狼みたいな魔物に襲われボロボロになってディザイアシティーに流れ着きました。もちろん、そこでも色々な事があって、なんやかんやで一旦、日本に戻りました。




そして準備を整え改めて異世界に来ている『田乃山俊彦』改め『アキナ、ロベルト-サトウ』です。ムーさんが手配してくれてアメリカ在住の日系ブラジル人の戸籍になりました。この名前は日本にいるときの名前で異世界では、アハト、ノイン-ドリットと言う名を使う事になりました。ヤクザですよ8,9,3。このネーミングセンスはどうかと思うのですが、上司で有るムーさんが設定してしまったので仕方ありません。

それで今は、ディザイアシティーでお世話になった人達に挨拶をする為に共同馬車に乗って向かっています。


以前のディザイアシティーでは、2人組のチンピラに絡まれてしまい内1人を撃退したのですが、残りの1人が仲間を連れて来て武器を持った5人に囲まれボコボコにされ命の危険を感じた場面で、バルザさんという50過ぎで総白髪のダンディーなおじ様に助けてもらいました。治療をしてくれるというので付いて行くと商会と言う名のマフィアの事務所で、バルザさんはこの『ロクサーヌファミリー』の舎弟頭でした。他にも若頭のファビノ、幹部のダン、組員のロイとパルが居て客人として迎えてくれました。

なんでも、先代が亡くなり色々あって今はこの5人がファミリーの全員でボスは不在だそうです。

それともう1人、先代の孫娘のシャルロットちゃん10歳も歓迎してくれました。お人形みたいにフワフワしたカワイイ美少女です。10歳なのにファミリーを守ると言って色々頑張る健気な美少女でもあり、日本の小学生に見習ってほしいものです。

そしてこの、ロクサーヌファミリーに10日ほどお世話になりました。その間に色々と悩み考えバルザさん達からも助言してもらい一旦日本に帰る事にしました。


そして日本に帰り1カ月半ほど準備をして今に至るという感じです。もちろんお土産の用意も万端です!

・・・ディザイアシティーの入り口が見えてきました。ロクサーヌファミリーの皆やシャルロットちゃんは覚えていてくれてるでしょうか?








お読み頂きありがとうございました。

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