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異世界 Ⅷ Ⅸ Ⅲ (マフィア) 仁義なき異世界LIFE !  作者: hikozaemon
黒歴史、チンピラ時代
4/22

ハジマリ ノ デキゴト

よろしくお願いします。


次話より過去の話が始まります。









2000年に発表されたナノマシンシステム。これにより医療を始め様々な分野が加速度的に発展していく事になる。2002年ナノマシンを使用した世界初のriyal virtual world のサイト「live virtual」がゲーム機能付きで日本の "イデアルRVW社 " から発表され世界的に人気を博す事となる。それ以降イデアル社はrvwの業界を独走する事となる。2008年までにイデアル社のハード機器はヴァージョン5までになり世界のネット使用量の2割を超えるまでになった。そして、イデアル社及び親会社であるMituyaコーポレートも世界有数の企業になっていた。・・・あの出来事があるまでは。

2008年11月11日、C国主要都市にあるlive virtual のC国エリアメインサーバーが有るイデアル社のC国支社に、C国の特務チームが夜中に押入り支社ビルに居る全ての人間を殺害。そしてエリアメインサーバーに直接回線を繋いで日本へのサイバーテロを行った。日本に有るlive virtualのメインセンターサーバーは4割程の侵食を受け、その下に位置する8つのメインサーバーは7割以上、そしてさらにその下に有る32のエリアサーバーは全てウイルスに侵された。live virtualのサーバーから日本の主要機関や企業がウイルスやハッキングを受け、多くの機関や企業がその活動を停止させられた。

また、live virtualを日本で使用していた1万2000人以上の人が昏倒する事になってしまった。6000人程の人々は30分程で目を覚ましたが、残り6000人以上の人々は昏睡状態になってしまう。

この様な大惨事になり日本政府主体でサイバーテロからの復興と被害者への治療と支援が行われる事になる。

その治療研究の一環で6000人の人々はゲームの世界では無く、サイバーテロによって繋がってしまった異世界に居る事が判明する。

2010年、さらに研究は進み異世界への道が開かれ、約半数の2000人の人々を異世界より戻す事に成功する。そして日本政府は異世界のとある国と友好条約結ぶに至り異世界に桜市が出来る事となる。




時間は2008年11月11日に遡る。異世界への道が出来た現象は、この日イデアル社で行われていた実験によるものと言われている。その実験とサイバーテロが偶然にも異世界への道を開いてしまったと言うことだろう。

この実験は次世代rvwの開発を目的に行われ50人の被験者がいた。25名づつ2つの階に分かれ今までとは違う新しいコンセプトの次世代型大型rvwマシーンを使い実験をしていたところにサイバーテロが起こってしまった。この実験の被害状況は下の階の25名は全員死亡。上の階は3名が死亡。15名が昏睡。残り7名が身体ごと消失。

この昏睡した15名の中に『 田乃山 俊彦 』と言う被験社がいた。年齢は36歳。イデアル社警備部の契約社員で、友人でもあるこの実験の主任に頼まれて臨時で被験社となった人物である。










目が覚めればゲームの世界に1人でいた。自分の身体は無く意識だけが存在している感じだろうか。











俺は田乃山俊彦。バツイチ36歳のアラフォーだ。リストラは2回経験している。2回目のリストラの時に大学からの付き合いで後輩で友人でもある無左部(ムサべ)に相談したところ大企業のイデアル社に入社出来る事になった。この不景気に契約社員とはいえ大企業に入れるとは、やはりコネは大事だ。入社して半年くらい経ったある日、無左部からのお願いでゲームのテスターをする事になった。正直、俺はゲームをほとんどしない。アニメやラノベを読むのは好きだがゲームはどうも肌に合わない。そんな俺になぜテスターをさせるのか?と無左部に聞いたところ、「ゲームをやり込む人と、ゲームをしない人では後者の方が人数が多いです。だからこそ、その様な人達を取り込む為に先輩の様な人がいいんですよ。素直な意見を待ってますよ。」と言われ、ナルホドと思ったものだ。そしてテスターとしての仕事が始まった。4回の実験で8回程ゲームをしたがなかなか楽しかった。しかしハマる程では無かった。そして5回目の実験でそれは起こった。急に身体が動かなくなり意識がブラックアウトした。











色鮮やかな何も無いゲームの世界で俺は1人。













最近は考える事を辞めるようにした。













睡眠薬を飲んだように意識が遠退く














また、意識が遠退く。最近特に多くなってきた。・・・・・















目が覚めたら無左部の顔が見えた。・・・・あれッ⁉︎身体の感覚がある。周りは何か興奮してるみたいだ。

俺は寝ていたrvwの寝台から起きて自分の足で立った。


説明を聞いて鏡を見てもまだ我慢が出来た。しかし自分の死体をみて、今までの負の感情や記憶が湧き出ることを止められそうもない。


そして俺は 田乃山俊彦 では無くなり、Akina ,Roberuto-Satou と言う名になった。


何を言ったかは覚えていない。感情のままに言葉を出した。そして繋がった異世界へと俺は走り出した。
























お読み頂きありがとうございました。

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