21day3
「で井上」
「悪い少し待っててくれ」
少し離れたところにいる紗枝達を呼んでくる、もう危険はなさそうだからだ。足音を気にせず走る。
「あなたどうしたの」
「危険はなさそうだから出て大丈夫」
「そうなんだ、ならはいあなた」
そう言って紗枝がスナイパーライフルを渡してきたので、受けとり背負う。
「よしじゃあいこう」
2人を連れて、ガソリンスタンドに戻る。
「そいつは誰だ」
戻ると斎藤は怪訝な顔をして、菜々美を見る。
「パパあれ誰」
睨んでいるように見えたのか紗枝が僕の影に隠れる。
「ぱぱって井上、お前」
「その事は後で話すよ、それで何のよう」
菜々美に関しては後回しにして、なぜ斎藤が僕を呼び止めたかを尋ねることにする。
「何のようってお前らと避難所に向かうために待ってたんだよ」
「避難所、なんのこと」
聞きなれない単語が出る、もしかしたらシェルターかもしれないが、それならばそういうはずだ。だから聞き返す。
「おいおいラジオも聞けてないのかよ」
「ちょっと海に飛び込んで」
「ああ、そん時に携帯も壊しちまったから連絡がつかなかったのか」
「それはいいから質問に」
「避難所だな、まぁ簡単だ北の方に探索にいったやつらが軍事施設を発見して、そいつを要塞化、でどんな人でも受け入れる場所にしたってわけだ」
「要するに新しく作ったシェルター」
「まっそれに近いな」
そんな施設があるなら3人で生き抜くより生存率が高そうだ。
「それでどうする案内するか」
「頼む」
即答で答える。
「そうかならバイクで」
「悪いもうないんだ」
バイクがガス欠となり、捨ててきたことを説明する。
「そうかなら乗ってけよ」
「助かるよ」
そう言うことで、目的地を北の避難所に定め移動することにした。




