18day1
「あの井上先輩、もう飲まない方が」
「いいんだよ、はっはははははっ」
後輩と共に、どこかに飲みに来ている。これは夢だ。
「もう2軒目ですし、飲みすぎてすよ」
「はははははっ」
飲みに飲んでいるのだが、酔っている感じがしない。だから酔うために酒を飲む。飲んで飲みまくる。
「はははははっ、くそっ」
「なんなんですか」
「くそっ、くそっ」
今度は叫ぶ、叫びまくる。
「あの先輩周りにお客さんが」
「………すまん」
先輩になだめられ、落ち着く。
「本当にどうしたんですか先輩、調子悪そうですよ」
「…………誰にも言わないか」
僕の声が急に小さくなる、言うな、言うな言うな。
「はい、急にどうしたんですか」
「…………ちょっと裏金について」
そこまでで目を覚ます。目を覚ました所は、いつもの拠点であった。いつもと違い寝苦しかった。
「んっあなたおはよう」
目の前に紗枝の顔がある、多分紗枝がベッドに入ってきたので寝苦しかったのだろう。夢のせいではないと思いたい。
「ああ、おはよう。何で僕のベッドに」
部屋には壁際にベッドが4つあり、それぞれ1つずつ使っていたのだが、今日だけは紗枝がベッドに入ってきていた。
「あなたのそばで寝たくなって」
「そっか」
「ねぇあなた、また一緒に寝てもいい」
「いいよ」
別に断る理由がなかった。
「やった」
「それで起きたいんだけど」
「あっ、うんごめん今起きるねあなた」
紗枝がベッドから降り、続いて僕も降りる。
「それであなた今日はなにするの」
「なにするって言われても、なにしようか」
基本的に今のところすることはない、困っていないので危険なことはしたくないのだが。
「冷やす手段考えようか」
温くなっているジュースをみて思い付く。温くなっているので冷やしてしまいたいと昨日から思っていたのだ。
「けどどうやって冷やすの」
「どうやってってえっと」
考える。そして思い付く。
「海水で冷やそう」
少しべたつくかもしれないが、冷えてる方がいいだろう。それに必要なのは網かロープと袋なので探せばあるだろう、と言うかバールを見つけたところを漁ってみればいい。あそこにはそれなりにものがあったはずだ。というわけで今日することが決まる。
「昨日の場所に戻ろう」




