17day3
ジュースを飲むために、今度は自販機を探す。
「見つかったね」
「うん、やった~」
自販機はすぐに見つかる、この辺りは暑いためか冷たいのが中心だ。
「よしじゃあ開けようか」
そう言って自販機を調べる、右側に鍵がありそちらから開けることができそうだ。
「菜々美は真似しちゃダメだからね」
「うん」
そう菜々美に言い聞かせ、バールの釘を抜く方を自販機の開く方の隙間に入れる。
「よし」
そうしてテコの原理を利用し、鍵のところを破壊するかのこじ開ける。
「んっ、開かない」
力をいれて動かすが、動く気配はない。
「うっうう、ううううっ」
さらに力を込める、するとバキッという音と共に開く。鍵の部分を壊していた。
「よし、やった」
「ジュースジュース」
開けたので中の飲み物を取っていく、手はつけられていなかったのか、中には大量のジュースが入っていた。
「あなたどれくらい持っていくの」
「あるだけ全部」
「うん頑張る」
「いや無理だから持てるだけでいいよ」
「それよりもパパ飲もうよ」
「そうだね」
そう言って、各々がジュースを取っていく、僕は緑茶を、紗枝は紅茶、菜々美は炭酸系の缶ジュースだ、それぞれ飲み物を開け飲む。久しぶりに水以外の物を飲む、そのためか温かったが美味しく感じる。
「パパ美味しくない」
「まあ電源止まってたから冷たくないよね」
電気が止まっていたので冷たいわけがない。だから、炭酸の類いはあまり美味しくはだろう。
「なら僕の飲む」
「うん」
「えっ、あっ、あの私のも美味しくないかなって、だから私も緑茶のみたいなぁって」
「なら菜々美、ママにも渡してあげて」
「うん、はいママ」
菜々美が紗枝に緑茶を渡す、それを横目にもう1本開けそれを飲む。
「うーん、どうにかして冷やす手段考えるか」
飲みながら、どうにか冷やす方法を考える。温いままの炭酸は飲みたくない。
「まあもってかえって考えるか、2人とも戻ろう」
「わかったよあなた」
「うん帰ろ」
目標であった大量のジュースが手に入ったのでこれ以上うろつく必要はないだろう、だから船に戻って休むことにした。




