17day2
ジュースを探しに船から出る。
「それであなた、どこまで行くの」
「えっと適当にこの近くをぶらぶらとして探そうか」
「うん、ジュース、ジュース」
菜々美は走り出す、朝起きたばかりで元気なのだろう。
「回りには気を付けろよ」
「うん」
別に危険はないはずだ、なぜなら今までこの辺りで危険な目に遭っていないし、遭ったときもゾンビやらの危険を撒いてきているからだ。さすがに銃を撃ったら問題になるかもしれないが、少し位騒ぐのは問題ないだろう、と思う。
「よしじゃあ行こうか」
先に行っている菜々美を追いかけるように、町へと歩く。
「それであなたまずなにしようか」
「バールでも探してみようか」
「バール、何に使うの」
「いや、もう自動販売機をこじ開けようかと」
電気が来てないのでお金は意味がない、だから無理矢理にこじ開けてしまうしかない。
「なら船に」
「無かったから港を目指そう」
見かけていた港を名指せばバールの1つくらいならあるだろう。
「けどあなた遠くない」
紗枝の言う通りだ、軽装には遠すぎる。
「ならそこら辺の物置探そうか」
だからこの辺りの物置を漁ることにする。
「うん」
菜々美を呼び寄せ、船の近くにある建物に適当に入っていき、なかを物色する。
「パパないよ」
その建物も荒らされており、中には使えなさそうなものばかりだ。
「なら次いこう」
どうせ時間はあるし、余裕もある。1つの場所にこだわる必要はないのだ。
「ええ、後あなた使えそうなら他のものも拾っていい」
「うんいいよ」
と言うわけで、すべての建物に入るつもりで探索する。そう簡単には見つからないだろうが、使えるものが見つかれば御の字という気持ちで探す。
「パパないね」
「うん」
探すがなかなかバールは見つからない、だから次々と場所を変えていく。そしてやっと。
「見つけた」
長さが1m程の鉄製のバールだ、だからもらっていく。
「次は自販機だ」
「うん、やっとジュースが飲めるよ」




