14day4
入った先は病室だった、中は白で統一されているはずだが、今回に限っては赤い色も混ざっていた。
「ここで襲われて」
「そうか」
「あなた渡り終わった」
全員がそろう、4人いるのだが窮屈ではない。
「よしじゃあいくぞ」
「菜々美歩けるか」
「うんパパ大丈夫だよ」
「あなた」
「紗枝は」
「あなた大丈夫」
武器も用意してあり、体力も十分だ。それだけを確認して病院の中を進む。
「そういえばあなた」
「何」
「薬とか拾っていかない」
「それもそうだな」
病室から出た直後に気付けたので助かったが、折角病院に来たのだ薬なんかを入手しておけば何かあったときに役立つだろう。だが山口にそれを止められる。
「やめといた方がいい、物によっては死ぬ危険性がある」
「本当か」
「ああ、有名なところはインスリンだ、下手すると気を失う。それにどれが何に効くかわからないだろ」
薬を使って気を失うのは避けたいし、薬だけ渡されても困るだろう。
「けど包帯くらいは」
「それくらいなら大丈夫だろう、こっちだ」
そう言って山口は、近くにあったドアを開く。そこには包帯や注射器、聴診器、それによくわからない物が大量におかれている部屋だ。
「すごいな」
「まあ何時でも使う品だからな各階に大量に用意してある」
そう言うわけで、包帯や絆創膏、ガーゼ、消毒用エタノールをリュックへとつめていく。
「あなた注射器はどうする」
「使い道あるか」
「あなた何か思い付かない」
「ごめん思い付かない」
「パパ、パパ包帯がこんなに一杯」
使い道がわからない道具を除き、一通りリュックにつめ終わり、移動を再開する。と言っても階段を降りていくだけなので、何も問題なく1階へとへとたどり着いた。たどり着いたのだが、階段はそこで終わっていた。
「どこから地下に行くんだ」
「ここから少しいったところに、地下に続く階段がある」
そう言ったので、山口に続いて少し歩くと、また階段があり、それを降りていく。そうすることで、やっと地下3階へとたどり着いた。地下3階では、開きっぱなしのドアと壁にスイッチがあるだけだった。
「ここだ、ここが隠しシェルターだ」




