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7day6

 1人減った中奥へと進んでいく、何かが動く気配はない、あるのは犬の死体とそれに混じって人の死体。だんだんと犬より人が多くなっていく。

「ここだ」

 サブマシンガン持ちがそう言った。そこには閉じた金属製のドア、ドアノブに手を伸ばす。鍵はかかっては居ないようだ。音もなくドアが開く。中には大きな機械があった、ホテルでも同じものを見たので、すぐに発電機だとわかる。そしてその発電機にもたれ掛かるように座っている男も。

「よう、遅かったな」

 居たのは内藤であった。

「待ちくたびれたよ、あんたらはどこの班だ」

「斎藤班だ」

「はっはっは、そうか角田班は全滅か」

「全滅だって」

「斎藤班が入ってくるのは中の安全が確保されるか、外に誰もいないかのどっちかの時だけだからな、角田班は全員突入して全滅したんだろう」

「でなんであんたはここに」

「戦って切り進んで、ここまでついた、だがな弾切れで動けないんだ」

「ならスマホで助けを求めれば」

 そう言ってスマホを取り出す、定時連絡をついでに済まそうとも思う。

「それくらいは思い付くさ」

 だが、スマホの画面に写る圏外の文字。要するにどこにもかけられないことを示していた。

「ひとまず、発電機を動かせば、斎藤達も気づくんじゃないか」

「その前に防御を固めた方がいいぞ、あいつらは音に反応するからな」

 内藤の進言に基づいて、入り口の鍵をかけ、その上で入り口に重そうなものを運んでいく。運んだのは整備用の道具が入っているロッカーなどだ。これで犬くらいの体当たりなら簡単に防げるだろう。その上で発電機にガソリンを入れていく、発電機を動かす部屋なので換気はしっかりとできるようになっているので閉じきった状態で使っても大丈夫だろう。5人分のガソリンを入れ、電源を入れる。発電機が起動した。部屋に明かりが点る。かなり時間はかかったが、これで班としての仕事は完了だ。

「さてと助けに来るまで待とうか、それはそうと紗枝、なんだったのあの銃」

 仕事は終わったので体を休めながら、気になった紗枝が先程僕の命を助けた時に使っていた、紗枝が大きな拳銃について尋ねる。

「ごめん井上」

「いや怒ってはないんだけど」

「本当に、あのね井上、これ私が最初に持ってた銃なんだ、言うのすっかり忘れてた」

 そう言いながら銃を見せる。多くの人が知っているデザートイーグルと呼ばれている銃だったはずだ。

「弾は」

「さっきので使いきっちゃった」

「そっか」

「井上を助けるのに必死だったから」

「いや怒ってないし、むしろ助けてくれてありがとう」

「井上を助けるのは当たり前でしょ、けどどういたしまして」

「そう言えば残ってる武器は」

 脱出するときに必要なので確認しておく、僕が使っていたのはリボルバー4丁分計24発も消費していた。なので弾を込めておく。

「井上、私のはこの大きな銃弾切れになっただけだよ」

 そう言ってMP5を見せる。

「俺は後マガジン4本分だ」

 サブマシンガン持ちはそう言う。

「俺はまだまだやれる」

 八木はそう言ってマガジンを5本見せてくる。そして内藤は弾切れだ。心許ないような気がする。

「まあ助けが来るまでここで待とうか」

 せっかく用意できた安全地帯だ、できるだけ体を休めようと思う。

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