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2day2

3話目です

 思いだし、かなり甘めのコーヒーを飲み干す。脳が活発に回り始める。

「井上私が洗うね」

「ああ、ありがとう……あれ名前まだ聞いてないよな」

「あれそうだっけ、私は紗枝よ忘れないでよ」

「わかったよ、さえ」

 そう言って紗枝は台所に向かう、終わっていたBDを仕舞いながら今日やることを考える。やる必要があるのは武器の調達と安全地帯の確保、それに移動手段の確保だ。

「さてと武器か、あれは探せばすぐ見つかるっていってたけど」

 手近にある引き戸を開ける。

「…………………あるよ」

 リボルバーが1丁と弾が12発も見つけたので貰ってしまう。他にはないか探すが、見つかった武器はこれだけであった。

「洗い終わったよ、井上何してるの」

「武器探してる」

 隠す必要もないために素直に話す。

「なら手伝う」

 2人で家捜しを始めた、誰かが住んでいたと言う感じの部屋なのだろうか探す場所は多かったのだが、使えそうなものはリュックが2つにシュラフ、要するに寝袋が1つ、ウエストポーチが2つ、手回し充電可能なLEDライトがラジオをつきとついていないので1つずつ、後は缶詰や水、簡単な医療品関係、安っぽい十徳ナイフ位であった。なので僕がシュラフを、紗枝には医療品関係をもち残りは2人で分けてもつ、ついでにウエストポーチには弾を入れていくことにする。

「もう無いかな」

「無いよ、こんなに探したんだし」

「なら移動するか」

 リボルバーに弾を込める。1発1発手込めのために時間がかかる。

「移動ってどこに」

「隣」

 弾を込めたリボルバーをウエストポーチのベルトに挟む。右利きなので右側に。挟み終わったら食事に使った椅子と見付けたビニール袋それにどこかのメダルを何枚か貰っていく。

「隣って鍵かかってるんでしょ」

 紗枝の言葉を無視し靴をとってくる。昨日ころ、いや倒したゾンビはそのままだ。意図的に無視していたがさすがに血臭い。

「他の部屋にいないといいけど」

 そのゾンビに触れないように移動してベランダに出て、そこから体を乗り出す。

「井上危ない」

「いや大丈夫だから」

 紗枝が駆け寄ってくるが危ないことはしない。身をのりだしメダルを何枚か隣の部屋に投げ込む。

「井上なにやってるの」

「隣の部屋にゾンビがいないか調べてる、まあ音に反応するかは分からないけど」

「そうなんだ、井上って色々考えててすごいね」

「まぁ死にたくないし、といないみたいだな」

 と言うかそう信じたい。次に持ってきた椅子を使い隣の部屋へと続く壁に叩き付ける。音が大きく出るが変わった様子はない。いや一応目標である壁の破壊に成功する。

「おおっ井上力も強いんだね」

「結構壊れやすいから誰でも、って結構常識的と言うか」

「そうなんだ、私常識ないのかな」

「いや知らない」

 知り合ってまだ1日しかたてないのだ知りようがない為に気にせず隣の部屋のベランダに進む 。そしたらリボルバーの銃床で窓ガラスを割り中に入る。リボルバーは引き金に指をかけたまま、いつでも撃てるようにしておき一部屋一部屋開けていき、安全を確かめる。

「井上誰もいないみたいだよ」

「はぁ」

そう言われ安心してリボルバーをまた挟む。

「それじゃあ何かないか確認していこうか」

「うん」

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