23day1
いつの間にか100話を越えてる
と少し驚いていますがこれからも頑張りますよろしくお願いします
階段を上りきる、これ以上、上に上がれる階段がないのでここが最上階だ。だがここにもいる気配がない。
「紗枝はどこに行ったんだよ」
壁を殴る、そんなことをしても何も変わるわけではないが。
「いや実はここが最上階じゃなくて屋上があるとか」
そう口に出してみる。
「探してみるか」
探してみることにしてみた。と言うかもうそれしかしようがなかった。もしこれで見つからなければ、という恐怖もあったが、それには目をつぶり。血眼になって更に上へと続く階段を探す。
「どこだ、どこにあるんだ」
かなり焦っていた。ライト代わりのジッポで辺りを照らす、だがそれにも限界があり油はすぐになくなりそうだった。
「ここも違うか」
それでも目についたドアを1つ1つ開けていき、中を確認していく。どこかに手がかりがあるかもしれないからだ。
「どこだよ、紗枝」
叫ぶ、だが何もかえっては来ない。
「どこにいるんだよ」
何も帰ってこないなら自分自身の足で探すしかない。それ以外はどうしようもないのだ。
「くそっ、くそぅ」
僕の叫び声が誰もいない空間に響き渡る。だが叫んだところで何も変わらない。そう思った瞬間叫ぶのがバカらしくなる。
「探そう、探せばいいんだ。きっと見つかる、見つかるはずなんだ」
そう言い聞かせながら探す、いつの間にかジッポの火は消えていた。だがそんなことは気にしていられず。探し続けた。目についたドアを開け、中を確認し、何もなければそのままでる。その行動を何度も繰り返す。開ける度に期待し、落胆し、次こそは大丈夫と自分に言い聞かせ、次に向かう行動を繰り返す。繰り返す度に自分の精神的な体力が音をたてて削られていく。しかしそれでも。
「諦めるわけにはいかない」
そう言ってドアを開く。
「あった」
そして屋上へと続く階段、いやはしごを見つける。その部屋は、爆弾でも爆発させたかのように瓦礫が飛び散っていて、無理矢理開けたと思われる天井の穴に上がれるように、はしごがかけられていた。更に言えば天井の穴からは大量の水、いや雨が降ってきている。そんな些細なことを気にせず、はしごを使い登る。固定されていないのか不安定だがそんなことはどうでもよかった。そして登りきろうとしたところで。
「おいおいおいおい、こんな雨の時にたどり着いてんじゃねぇーよ。それとお前叫びすぎうっせぇんだよ。まっんなことはどうでもいいかほらさっさと銃をそこから下の階に落として登ってこいよ」
後頭部に何かを当てられた上で声をかけられる、僕はその声にしたがうしかなさそうだった。




