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200文字小説シリーズ

汲み取りの男(200文字小説)

作者: 敬愛

「お父さんっていい匂いするから大好き!」

「そうか」


娘にそう言われた男の仕事は「汲み取り」だ

今は知らない人もいるかもしれない 

何故そんな仕事をしているか

お年寄りの為 水洗に変えられない貧乏人の為

嫌われるのは覚悟の上


しかしその男と付き合う人間は言う

「〇〇さんいつもいい匂いしますね」と


真実を知っているのは妻

男の体には一層の皮膚が無いのだ

金だわしで肌を100回擦り蜂蜜を塗る

今日も男は乗る 汲み取り車に

稼ぎは良い

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― 新着の感想 ―
[一言] な、何だか痛々しい話ですね。 金だわしで体をこするのは……。 でも蜂蜜で潤い増しかな? 楽しませて頂きました!
[良い点]  こんにちは。タケノコです。  拝読しました。大変な仕事ですよね。なかなか出来ないと思うので尊敬です。ポイント入れときましたよ。  敬愛さんファイト!
[良い点] まさに『骨身を削って働く』男の物語 [一言] というか。 お父さんもう死んでスケルトンや?!
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