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法騎士シリカと第14小隊  作者: ざくろべぇ
第2章  彼女に集った七重奏~セプテット~
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第29話  ~魔法都市の賢者様~



「チータ、久しぶりに来るダニームはどうだ?」


「変わりませんね、ここは」


 シリカの問いかけに、チータは相変わらずの無表情で答える。だけどその目の奥にはほんのりと悪くない機嫌がうかがえており、それを読み取れる程度には、シリカもチータのことが少しずつわかり始めてきた頃だ。


 文化人と知識人が集まる魔法都市ダニームには、どこを見渡しても武器の気配がなく、平穏の上にたたずむ優しい魔力が、町を駆ける風に乗って柔らかく髪を撫でてくる。魔導士であり魔力の動きに敏感なチータだからこそ最も感じられる、町が奏でる安寧の歌声だ。


「そういえば、チータはダニームから来たんだっけ」


「……まあ、嘘は言ってないよ」


 横から話しかけたユースに、チータは曖昧な回答をして流す。


「やっぱり、チータはここの生まれじゃなかったんだな。ちょっとだけ、辻褄が合わない気がしてたんだ」


「……隠すようなことをしていて申し訳なかった」


「いや、いいよ。話したくない事情があるから、黙ってたんだろ?」


 深く追及してこないユースに対して一礼し、いつか話すよと小声でつぶやくチータ。二人を導いてこの地まで来たシリカは、年の近い二人の姿を黙って見守っていた。






 この日の前日、第14小隊の仲間達が戦闘訓練に勤しんでいた頃、チータはいつものようにダイアン法騎士の部屋を訪れ、魔法学についての教えを受けていた。騎士として戦うことを長く生業としてきた割にはダイアン法騎士の魔法に対する知識は奥深く、魔導士を本業とするチータの目線からも、新しい視点から見られる新鮮な見解も散見したものだ。


 魔法は使用者の精神と霊魂に強く依存する力だ。その使いこなし方も、術者によって人それぞれ。人が変われば精神も霊魂も全く別物なのだから、ある意味当然のことである。ダイアン法騎士が自らの心と体に合わせて覚えた魔法の使い方は、違う人生を歩んできたチータにとって新鮮なのも当然という見方もある。


「君が僕のもとへ通うようになってからしばらくが経つね。そろそろ、僕以外の誰かとも、魔法の使い方を意思交換してみたくはないかい?」


 ふとダイアンが持ちかけたその提案は、チータにとっても魅力的なものだった。ダイアンと魔法学について語らうことには退屈していなかったが、彼以外の誰かとも魔法の話が出来るというのは非常に興味深く、期待したいことだ。


「北の魔法都市ダニームに、知人の魔導士がいる。非常に知識深く、僕も尊敬する人物だ。一度、君をその人に紹介してみたいと思うんだよ」


「法騎士ダイアン様が尊敬される人物、ですか」


 チータの好奇心がくすぐられる。顔や仕草にそれを表さないのはいつものこと。それでも彼が心根で非常に強い興味を持ったことぐらい、好奇心旺盛な若い頃を過ごしたダイアンにとっては一目で読み取れたことだろう。


「どうかな? 君がよければ、紹介状をダニームへ送ってみるが」


「はい。よろしければ、ご厚意に甘えさせて頂きたく思います」


 その人物の名は聞かされていなかったが、チータにとってはどうでもいいことだった。冷静な仮面を常々顔に張り付けた少年魔導士は、翌日に向けて楽しみが出来たこと密かにを喜んでいた。






「――あの人、法騎士ダイアン様とも面識あったんですね」


「顔の広いお方だからな。エレム、ダニーム、ルオス問わず、知人の多い人だ」


 魔法都市ダニームの公園という待ち合わせ場所で、ダイアンがチータに会わせてみたいと画策した人物を待つシリカとユース、そしてチータ。今ユースがシリカに話しかけた話題の誰かさんも、今から顔を合わせるその人物だ。


 この3人だけでエレム王都の外を歩くのはこれが初めてだ。他の第14小隊のメンバー達も一応は誘ったのだが、アルミナとキャルは王都の孤児院に赴き、ガンマはクロムと共に私用、マグニスにおいては言うに及ばず遊び人。訓練のない日における第14小隊メンバーは、誰もがそれぞれ好きなように動き、自由な時間を過ごすのが常である。


 件の人物に会いにきたチータと、付添い人として推参したシリカ。いずれでもなくこの町に来たい理由が別のところにあって、ここにいるユースの目に、遠方からここへ歩いてくる小さな影が映る。


 その影はこちらのことに気付いたか、途中から足を速めて駆け寄ってくる。待ち合わせ場所に、予定の時間よりも随分早くに着いていたシリカ達だったが、向こうも充分、待ち合わせ時間には余裕を持って現れている。そう急ぐことはないはずなのだが。


「すみません、皆様。お待たせしてしまう形になって……」


「いいえ、そんな。ご多忙の貴女を招く形となった私達が、早くに来るのは当然のことです」


 ふんわりとした蒼い髪をツインテールにまとめた姿は、彼女のことを覚えるには非常に特徴的だ。子供のような背丈と顔立ちは、高名な魔導士と知られる彼女とのギャップを現すものとして、髪型の次に頭に残りやすい風貌。


「――あなたが、ルーネ=フォウ=ファクトリア様ですか?」


「はい。あなたが、チータ様ですね?」


 法騎士シリカの知己でもあるその女性は、初めて出会う魔導士の少年に向けて柔らかい笑顔を見せ、深々と頭を下げた。同時にチータも敬意をわかりやすく示すかのように、低姿勢な彼女にも勝るほど深く礼をする。


 小さな体をえんじ色の法衣に包んだ、魔法都市ダニームの賢者様。チータ含む多くの魔導士達の間で語られる、ルーネが持つとされるもう一つの肩書きだ。











 アカデミーの自室にチータ達を招いたルーネを見送ったユースは、彼女らが向かった場所とはまた別の方向に向けて歩いていた。ユースはユースで、この町に来たい目的が別にあったのだ。


 やがてユースがとある宿の前に辿り着いた時のことだ。この宿の一室に泊まる一人の人物を訪ねるより早く、宿の前で一服していた誰かがユースに声をかけた。


「おお、ユース。早かったな」


「オズニーグさん、待っててくれたんですか?」


 先日、ユースの故郷テネメールの村から、魔法都市ダニームに絹を売り込みに来た中年の商人が野太い声で、ああとユースの問いを肯定した。同郷より希望を求めてこの都市に旅立った商人の行く末がどうなったのか、ユースは気になっていたのだ。


「ミューイの絹、どうですか? 上手くいきそうですか?」


 ユースの問いにオズニーグが顔で答えたのは、うーむと考え込むような複雑な表情。それを見たユースは、振るわぬ結果になってしまっているのかと思って不安を抱く。


 しかしオズニーグは、そんな表情はウソだったと言わんばかりにパッと表情を変え、


「おお、上手くいってるぜ! 何とかなりそうなんだよな、実は!」


「えー、じゃあ今の顔はなんだったんですか」


「それはアレよ、ほら、そのまんま普通に答えてもつまらねえじゃん」


 がははと笑ってユースの頭をくしゃくしゃとするオズニーグの反応を見るに、どうやら心配をかけまいとして演技している風でもなさそうだ。心配して損したー、と目で訴えるユースも、内心では見知った者の成功への足取りを聞けて嬉しい心地だった。


「この間は、親和性が何だって問題になってましたよね。解決したんですか?」


「まだ解決したわけじゃあないけどな。もしかしたら、上手くいくかもしれねえ所までは来た」


 手元に残った煙草をひと吸いして、そろそろ葉が無くなったかオズニーグは煙草の火を消して公園の隅に置かれた灰皿にそれを捨てる。流石は商人だけあって、どこで誰に見られて自身の信用に関わるかわからないだけに、吸い殻を路傍に捨てるようなことは絶対にしない。


「ルーネ様に紹介して貰った預言者様に、話を聞いて貰えることになってな。今その人にアドバイス貰いながら、絹の改良を進めているところだ」


 自らが手がけた理想の絹を保ったまま、その絹に親和性を持たせる。それがオズニーグの目標だ。織る過程や材料を変えた上で同じものを、異なる性質を持つように作ることなど夢物語だと今まで思っていたぶん、光明が見えた今のオズニーグは非常に明るい表情で行く先を語ってくれる。


「今日もその人に会いに行く予定があってな。お前も来てみるか?」


「え、いいんですか? 俺が行っても邪魔なだけじゃ……」


「お前、法騎士シリカ様の部下なんだろ? それなら大丈夫じゃねえかな」


 意味を計りかねるユースに、オズニーグが説明を付け足す。


「法騎士シリカ様に魔法の手ほどきをした方の一人は、ルーネ様だ。そのルーネ様に魔法を教わったシリカ様に、その預言者様は興味を持っているらしいんだ。友人であるルーネ様が、どんなふうに魔法を教えているかを、シリカ様を通じて見てみたい、ってな」


「それ、俺に関係ある話なんですか?」


「今のところ、半々だな。――お前、シリカ様に魔法教わったり、シリカ様の魔法とか見たことは?」


「見たことはないですけど、魔法についていくらか教えて貰ったことは……」


 そこまで聞いて、オズニーグがユースの肩を叩いてうむとうなずいた。なかなか痛い一撃だ。


「よし、行こうか。それだけ材料揃ってりゃ、ご対面できるかもしれねえぞ」


 アカデミーに向かって歩きだすオズニーグに、叩かれた肩をさすりながらユースがそれについて歩く。どういうことなんですかとユースが尋ねるものの、着いてからのお楽しみだと笑って返すだけでオズニーグは足取り軽く前に進むのみ。


「せめて、どんな人ぐらいは……」


「ユースも名前ぐらいは聞いたことがあるんじゃねえか? 名前は――」











「アカデミーの時計塔のデザインも、学長様の意図がよく読み取れます。あれはこの町を魔物や賊が襲った時、その戦意を削ぐための魔力の源なのでしょう?」


「ええ、先々代学長様が自ら手がけたデザインだそうですが、あれは道に通じた魔導士ならば誰もがその意図に気付けて、学ぶべき場所も多い時計塔ですね」


「仰るとおりですね。この建物にある多くの柱も、径の比率が不規則であるように見えて実は非常に計算された構成になっている。僕は、素数を絡めていると読みましたが」


「まあ、わかるんですね。素数の2分の3乗を数列にして、アカデミーの玄関の柱の径は作られているんです。一目でわかっちゃうなんて、凄いですよ」


 ルーネの自室で、部屋の主であるルーネと、招かれた客のチータがマシンガントークを繰り広げている。付添い人としてここを訪れたシリカは二人の話に口を挟むつもりは元々なかったが、両者が展開する魔導士の会話に正直ついて行ける気がせず、乾いた笑いが出てくる。


 魔導士という人種の多くは変わり種が多いという通説を、シリカは計らずして実感する想いである。常人が気にも留めないような所に目をつけて、自身の目線と解釈を以って見識を広め、人生経験を通じて己の魔法学を極めていくという魔導士は、思考の作りからして魔導士でない人種とは違うようだ。"世の中には2種類の人間がいて、魔導士である者とそうでない者だ"という格言を残したかつての偉人は、実に的を射た表現をしたものだとシリカは感じていた。


「チータ君は、本当に観察力が鋭いですね。私があなたと同じ年頃の頃は、あなたのような立派な魔導士として振る舞ったりなんか出来なかったですよ」


 19歳のチータよりも幼く見えるその風体で言われても、何かが違う気がしてならないものの、チータは首を振って、謙遜するルーネを否定する。


「あなたが僕と同じ年頃の時に書き上げたという、悪霊ナイトストーカーの行動パターン解析なんて、今僕が書こうとしても不可能です。一体どういう経緯で、あんなものを作れたんですか?」


 ナイトストーカー、というのは、暗い洞窟や廃墟にしばしば出現する幽霊のような魔物だ。奇妙な術を使って人間を襲い、その精力や活力を奪って去っていく、極めて迷惑な悪霊である。


「あはは……あれは偶然の産物なんですよ。お散歩してたら、公園でじゃれてた猫が可愛くって、追いかけていたら思いついちゃって……」


「その話、よければ詳しく聞かせて貰えませんか」


 食いついたチータを見て、ルーネがたじろぐ。両手を前に出して、人に聞かせるような話じゃないと困り顔のルーネだが、興味津々のチータの眼差しが強い。無表情なのは相変わらずなのだが、その眼差しから伺える本気具合がやや想定以上だ。


「……公園で、蝶を追いかける猫を見てたんですよ。で、猫って走る時に、足の動きが基本的にバラバラですよね? それを見て、ナイトストーカーの行動パターンにピンときちゃって」


 端折られすぎた回答に、チータもシリカもきょとん。


「え、えーっと……何から話せばいいかな。バラバラの足の動きで蝶を追う動きが、獲物を見つける前の一見不規則な動きをするナイトストーカーに少し似ている気がしたんですよ。それを意識して無関係な蝶の動きを、ナイトストーカー本体の霊魂の揺らめきに喩えて、その動線の定点と、それを追う猫の足の軌道4曲線の定点を結ぶと、新しく4本の直線が出来ますよね?」


「……はい」


 チータはとりあえず返事しておいた。この時点で既にちょっとついていけていないが。シリカは既に脱落済み。


「定点が動けば4本の直線も動くわけですから、その動く直線の軌道が一つの立体を描きます。高さに対して跳躍する猫の足の動きはその立体の形を著しく変容させますが、その時の立体の形状の大きな変化は、獲物を見つけた時のナイトストーカーの動きに類似しています。――そこで試しに、猫が蝶を捕まえたちょうどその時に私が手を鳴らしてみると、蝶に意識の向いていた猫が私を認識し直して足の形を整えるんです。この動きが、獲物を見つけた後のナイトストーカーの動きに通じるものがあったんですよ。捕まえた蝶が逃げていった瞬間の猫の目の動きとそれを追おうとする足と、そうでない足の動きの時間差は、まさしくナイトストーカーが目標に魔法を放つ不規則に見えるタイミングに非常によく似ています」


 ルーネが思い出話を語るようにうきうきした表情で語り倒す。それを拝聴するチータとシリカの頭上に、巨大な『?』が飛んでいることに今の彼女は気付いていない。


「ネズミを追いかける猫、人間から逃げる猫、色々観察して見回ったのちにナイトストーカーそのものを見た時、全ての線が一本になったんです。ナイトストーカーが生命力を奪う術を使ってくるタイミングは、動物が獲物を見つけた時の目の動き――ナイトストーカーは眼球の動きが視認できないため同じ方法で猫と同じように観察することは出来ませんが、対象を見つけた時の霊魂の動きにリンクして目の色の揺らめきが違うんですよ。まるで、本人の意思とは無関係に動く蝶のように。そこからナイトストーカーの目の色の変容は、相手を見るための動きではなく、自身の霊魂の揺らめきに伴うものであると知り、そうした見方をすれば目の揺らめきからナイトストーカーの感情ではなく、動きや狙いを"読む"のではなく"知る"ことが出来るという結論に……」


 意気揚々と語っていたルーネの目の前にようやく気付かれたのは、今の話を理解しようと全力で頭を回転させようとして目をしかめているチータと、天上を仰いで遠い目を浮かべているシリカ。


 顔をぼっと赤くして、ルーネは全身からぶわっと冷や汗をにじみ出す。


「ご、ごめんなさい……私一人で突っ走っちゃって……」


 ああもういつもこうだ、と嘆き悲しむようにうつむいて漏らすルーネは、真っ赤になった顔から煙を吹かせて小さくなる。椅子に腰かけ、両ひざに手を置いて肩を狭めた小柄な身体が、10代未満の子供かと思えるほどの大きさにまでしぼんだ。


 鬼才という奴は頭の作りが凡人とはかけ離れていると言われるが、今実感しているのはまさにそれなのかと、チータはある意味でいい経験が出来たとは思っている。話そのものは正直まったく理解できなかったが、数々の実績を持つ賢者ルーネの思考を垣間見られただけでも、チータにとっては非常に意味があったようだ。話の内容そのものはチンプンカンプンだったが。


「あー、うー……わ、私よりも、あの子に話を聞いて貰った方がいいんじゃないかな……」


「あの子とは?」


 チータの問いに、ルーネは頬をかいて目を逸らす。


「エルアっていう私の友人が……エルアーティ=ネマ=サイガーム、って言えばわかります?」


 その名を聞いた途端、ポーカーフェイス固定のチータの目が、見てとれるほどに驚きの色を示した。チータは話の流れから、その人物を紹介して貰えるかもしれないこの話の流れに、あやうく鳥肌を立てる一歩手前だった。


「……魔導士でその名を知らない人はいないでしょう。あなたの友人だとも、知っていますが……」


「あの子は私よりもお話が上手だから……私なんかよりも、きっと面白い話をしてくれますよ」


 自虐全開の哀しげなルーネの表情を見て、ルーネの言葉とて興味深いと思えていたチータはその自虐を否定したかったところだったが、ここはうなずいてでもその提案を呑みたかった。それほどまでに、ルーネが今挙げた名は、多くの魔導士にとって一度は顔を合わせてみたい人物だ。


 魔法都市ダニームの大図書館にいつも居座っているという、魔法都市の預言者様と呼ばれて久しい、大魔導士エルアーティ。近しい年であるエルアーティとルーネの二人がこの地で出会い、友人となって共に魔法学に残した筆跡の数々が、ここ二十年でダニームの魔法学研究を五十年ぶんほど促進させたことは、魔法学の奇跡とさえも言われている。


 その片割れのルーネのみならず、同じ日にもう片方のエルアーティにさえ会えるかもしれないという想定外の拾いものに、冷静が常のチータとて、魔導士の一人として瞳が揺らぐのを抑えられない。


「……紹介して、頂けるんですか?」


「はい。初めて出会う魔導士との対話となれば、あの子は必ず興味を示してくれるはずです」


 自らの勧めが受け入れられたことに、ルーネはぱあっと笑顔になる。そしてすっと立ち上がると、自室の扉を開けて、チータとシリカに行く先に向けて導く動きを取る。


「来て下さい。今日もエルアは図書館にいるでしょうし、行けばすぐに会えると思います」


 席を立ち、その後ろを追うチータの動きは速かった。後を追いかけるシリカは、思った以上にチータがこの機会を楽しんでいてくれている様子を、ただ後ろから微笑ましく見守っているのだった。

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