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法騎士シリカと第14小隊  作者: ざくろべぇ
第1章  若き勇者の序奏~イントロダクション~
18/300

 登場人物&世界観紹介:第1章 

第1章に登場した登場人物達や、舞台設定の紹介です。



【主要登場人物】


<ユーステット=クロニクス>

愛称はユース。このお話の主人公。

第14小隊所属。エレム王国騎士団に所属する、"少騎士"の称号を持つ少年。19歳。右手に握る騎士剣と、左腕に装着した小盾を武器に魔物に立ち向かう。

くせのある黒髪はボリュームがあり、一部がつんととんがっている。肌によく吸い付く黒のシャツは、腕と肩を露出しており、若いながらも鍛えてきた体は程よく出来上がり気味。身長は173cmぐらい。戦闘時には小手と金属製のブーツ、腰と太ももを守る二枚一体の草摺(くさずり)を装備しているが、鎧は一切装備していない。上はシャツ一枚だけなので、防具に覆われていない部分は広い。


<シリカ=ガーネット>

第14小隊の隊長。

エレム王国騎士団に所属する、"法騎士"の称号を持つ女性。23歳。武器は騎士剣のみで左利き。状況に応じて剣を両手で握ることも。

絹のようになめらかな金髪と、凛とした顔立ちには定評があるが、その実戦闘訓練や戦事となると、大変厳しい人。薄手の私服の上に、胸当てと小手、腰と太ももを守る二枚一体の草摺(くさずり)、金属製のブーツを装備。他の騎士と比較してやや軽装で、肩から手首の上、膝などは露出している。身長はユースと同じぐらいなので、女性の中では背が高い方。


<アルミナ=マイスダート>

エレム王国騎士団第14小隊に所属する傭兵少女。19歳。

銃を扱う狙撃手であり、両腕に装備した弾倉で弾丸を補充しながら戦場を駆ける遊撃手の役割を果たす。銃の先には銃剣が装着されているが、対人ないし弱い魔物相手でないと使えないため、それを使う機会は少ない。

普段は好き勝手におしゃれした服装だが、任務時の服装は一貫。腰回りから太ももまでを覆うスパッツのような服装に、肩口から胸元を隠した上着を纏い、へそ周りや腕と脚と、非常に露出の多い軽装。ふわふわした乳白色の毛皮のマントを纏って、その露出は隠している。マントに刺繍を入れたり、アクセサリーを日替わりで施すぐらいには、戦場でも着飾る習慣が抜けきっていない模様。


<チータ>

エレム王国騎士団第14小隊に参入した少年。19歳。

現時点では姓なども明かしておらず、やや謎の多い人物。武器は扱わず、数々の魔法を用いて戦う魔導士の少年である。

真っ黒なマントと、上下を黒を基調とした衣服、足元を藍色の靴で包み、全身に陰のある服装。乳白色の象牙の杖と、ボリュームのある茶髪、袖から出た肌を除けば、全身を暗い色で染めた風貌である。


<勇騎士ベルセリウス>

エレム王国騎士団の英傑で、魔王マーディスを討伐した4人の勇者の中にその名を連ねる英雄。実年齢は50歳手前のようだが、それより15歳若く見える端正な顔立ち。

第1章登場時には、武装した姿は見せず、ゆったりとカジュアルな服装でシリカ達の前に姿を見せた。ばさばさして長い黒髪を、額に巻いたバンダナで抑えているのは、常時非常時を問わない習慣のようだ。


<聖騎士ナトーム>

エレム王国騎士団の参謀職。

シリカの直属の上司にあたり、言葉の端々に厳しい態度が見られる。第14小隊に任務を下すのは、主に彼か、後述するダイアンである。

現在は第一線を退き、参謀職に専念しているらしく、貴族が身に着けるような襟の整った服装と、濃紅のタイを身に着けている。眼鏡をかけた姿も相まって、胸につけた聖騎士の階級章が、法廷関係の人物が身に着けるバッジに見えるほど。年齢は不詳だが、少なくとも勇騎士ベルセリウスよりは年下の模様。


<法騎士ダイアン>

エレム王国騎士団の参謀職。

シリカの直属の上司で、個人的にも深い付き合いがある人物。厳格なナトームに対し、やや飄々とした態度でシリカ達に接する。

戦陣からは退いた立場で、長らく武装した姿は見せていない。カジュアルな私服に薄いレンズのお洒落眼鏡をかけた、王都の遊び場に混ざっていても違和感のない風貌である。30歳過ぎにしては、比較的若作り。




【その他の登場人物】


<上騎士ラヴォアス>

エレム王国騎士団の古株。

シリカやユースが見習い騎士だった時期に直属の上官でもあった人物で、両者いわく大変厳しく怖い人だった模様。

黒のタンクトップと色褪せたアーミーパンツから表れる体格は筋骨隆々で、背中に背負う大剣を武器に戦う歴戦の武人。身長も非常に高く、シリカやユースが並ぶと小さく見えるぐらい。禿頭の左右に白髪を残し、白い顎鬚をたくわえている。皺も目立つ老兵の顔だが、まだまだ現役。


<アーティス=バノム>

トネムの都の自警団の長を務める人物。

軽装の鎧と長剣を携えた中年の男で、トネムの都からナクレウスの村までの麦出荷の際、シリカ達と同行した。


<ウォード=エナゲーカ>

コブレ廃坑で商売を営む商人。

30歳手前、髭をしっかり剃った顎、きちんとした身なりと服装、朗らかな笑顔と、若くしてすでに立派な商人として開花した身なりの人物。笑った時に見える、欠けた歯がポイント。


<上騎士ノーマー>

アイマンの村に駐在する騎士団小隊の隊長。20代半ば。

当の村に向かったシリカ達と合流し、魔物退治の任務で横に並ぶことに。長身かつ、騎士鎧と立派な鞘を携えた、まさしく立派な騎士様という風貌。近海の強い魔物達を華麗に討伐する実力を持つ、優秀な騎士である。


<逃亡者>

氏名不詳の犯罪者。遠き帝国ルオスにて、富豪の家から芸術品を強盗し、逃亡の末にエレム王国まで流れ、レットアムの村に潜伏した。強力な魔法の数々を用い、シリカ達に抗おうとする。長い逃亡生活のせいか、砂埃にまみれた街娘のような風体であり、整えれば美しいであろう髪も、シリカ達と対面した頃には乱れきっていた。




【舞台設定】


<エレム王都>

ユースやシリカ達、第14小隊をはじめとする多くの騎士を擁する、エレム王国の首都。シリカ達が暮らす、騎士団の総本山でもある。海や大河に近い位置にあり、水運技術を用いて近くの国や町と交易する技術に長けている。エレム王国領土内の各町村には定期的に騎士を派遣し、国全体の治安を統治している。


<トネムの都>

エレム王都の南に位置する、王国内でも大きな街。エレム河という大河を通じてエレム王都とは接点が近く、船を用いて行き来が容易な街であるため、王都に次いで大きな都となった。週に一度の安息日には、休日の楽しみとしてここを訪れる人々も多い様子。遠く離れた村に麦を出荷していたことからも、生産力のある都であることも伺える。


<ナクレウスの村>

エレム王国の東、旧ラエルカン地方に位置する村。エレム王国の統治範囲内ではなく、トネムの都と交易関係を結び、その交易品を護送任務する形でユース達は訪れた。


<アイマンの村>

エレム王都に隣する、エルピア海のそばに作られた漁村。ここで採れる海の幸はたいへん美味しいと定評で、王都にも出荷される。平穏な村だったが、浜と入り江に魔物が出没するケースが相次いだため、シリカ達がそれらの討伐のために赴いた。


<レットアムの村>

エレム王都の東に位置する、平凡な村。この村に逃げ込み、潜伏する犯罪者を捕らえるため、シリカ達も訪れた。


<コズニック山脈>

エレム王国の南の小国エクネイス、そのさらに南に位置する山脈。かつて魔王マーディスの拠点があり、多くの魔物が跋扈していた山々。同時に、小国エクネイスの管轄する鉱山や廃坑の多い山脈でもある。


<コブレ廃坑>

小国エクネイスが管轄していた、今は廃坑となった地。コズニック山脈の中でも北方、浅い場所に位置する。銅を主とし、鉛や鉄、加えてミスリル鉱などの希少な鉱石が採掘された鉱山だったが、それらも採り尽くされて廃坑扱いとなった。ただ、長い歴史の中で安定した坑道を持つ廃坑であったため、山脈を訪れた工夫達の休憩所として扱われている。ここで商売を営む商人もいる。

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