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小説の転校生ってだいたい可愛いよね?

年末年始でバタバタしていて投稿が遅れました。


すいません(-.-;)


だんだんこっちが本命になってきたような……



「じゃあね諄君」


あの後、寧々は珍しく自分の家で寝ると言った。いつも俺の家に勝手に作った寧々の部屋で寝るのだが、一体どうしたのだろうか?


「おう、おやすみ」


「おやすみ~」


…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………静かだ。ウチは寧々がいないとこんなに静かになるのか。


「ま、勉強でもしますか」


普段は寧々の所為で全然できない勉強に精を出すことにした。そして就寝。







ガバッ!!


「ヤツはまだだな」


時刻は午前6時。いつも通りの時間だ。この時間に起きるのが身に染み付いてしまっているのか?












あれ?


「おかしいな?いつもならヤツが現れてもおかしくない時間なのに」


とりあえず俺は部屋を出てリビングに行ってみた。


「……いない」


寧々が朝ウチにいないなんて………世も末だな………。


「おっとイカン。学校に行く準備しないと」


制服に着替えて、身だしなみを整えて、朝食を食べて家を出る。


「おはようっ!!諄君っ!!」


「おわっ!ね、寧々か」


家を出るとすぐ目の前に寧々がいた。


「お前、今日の朝どうしたんだよ?」


「何々~?私がいなくて寂しかったの~?」


「さぁ急いで学校に行かないと遅刻だ」


「ちょっとちょっと!」


「ん?何だ。居たのか寧々」


「酷過ぎじゃない?寂しくなかったのはわかったから」


「ハハッ。じゃ学校行くか」


「うんっ!」














現在、教室。登校を終えていつもの三人で喋り合っているところ。


「おい!今日転校生がウチのクラスに転入して来るって知ってるか?」


やや興奮状態の輝。


「ほう、この時期にか?」


いつも通り、冷静な渉。


「確かに10月のはじめに転入なんて……普通夏休み明けとかだよな?」


率直な疑問を言う俺。


「まぁそんなの考えたって分からないじゃんか。肝心なのは転校生が男か女かだろ?」


「「同じく!」」


やっぱり健全な男子高校生の俺たちにとって一番気になるのはそこだ。これはもうしょうがないよね?


「諄!お前は清水がいるからもういいだろ!」


「確かにこの話題に手を出すのは愚かな行為だと思えるぞ」


「だって気になるんだよっ!!しょうがないだろ?」


「まあまあ、どうせすぐにわかるんだよ、そんなことは。問題はその後だよ」


「確かにな。彼女がいない俺たちは可愛い女の子を断然希望するが……既に清水の所有物の諄は」


「寧々は俺の彼女じゃない。てゆうか俺は物じゃない!」


そんなことを話していると担任が教室に入ってきた。


「オラー席に着けーHR始めんぞ」


担任の声で教室に散らばっていた生徒たちが各々の席に座る。


「お前ら、もう知ってると思うが今日は転校生を連れてきたぞー」


途端にざわめきだした教室。あっこれドラマとかアニメで良く見るやつだ。呑気にそんなことを考えていると教室のドアが開いた。


その瞬間、男たちの時間が止まった。


「はじめまして、今日からこのクラスに転入することになった飯倉咲いいくらさきって言います。これからよろしくお願いします[ニコッ]」


次の瞬間、男たちの時間が動き出した。


「可愛いー!!」


「やったー!!女子だー!!」


「生きてて良かったー!!」


「もう死ねる(泣)」


なんと言うか、獣の巣窟だな。鼓膜が痛い。あとで耳鼻科行かなきゃ。でも、確かに可愛い。寧々ともいい勝負するくらい可愛いな。寧々みたいなロングヘアーじゃなくて、肩ぐらいの髪型で身長は160ぐらいかな?やや高め。モデルって言っても通じるような子だ。


「ぁっ………[ニコッ]」


「?」


何だ?今目線が俺を見ていたような………。まぁたまたまだろう。でも飯倉ってどっかで聞いた名前だなぁ…。









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