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2026 詩ノート

フラッシュバック

掲載日:2026/07/30

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無精髭土日に伸ぶを削ぎたれば夏のあぶらの消え失せにけり


いま夏へ浮かびゆきける人熱(ひといきれ)のぼる階段地下鉄の駅


残光の街の灯(あか)りにとけあへば地熱に喘ぐ浴衣の金魚


来月は海へ行かむと繋ぐ手へ流れ込みける汗の熱(ほとほ)り


音だけの花火目指せばビル陰の人混み繋ぐ手の歩道橋


始まりとをはりの中の火の花の見上ぐる空の闇に囚(とらは)る


かきごほりくづすストロー君の手は夜の熱気を白く泳ぎぬ


狂ほしき夏の夜の夢百年(ももとせ)の先もかはらぬ君の横顔


高気圧ビキニの弾く波飛沫パラソル下の陰の荷物に


朝焼けにゆるる光の朝顔は炎(ほむら)に溶けしガラスのやうに


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 『カクヨム短歌賞【ナツガタリ'26】(10首連作部門)』への応募作品です。


 6首目の「始まりとをはりの中の火の花の見上ぐる空の美しき黒」から修正しています。



 7首目の「この夏の吐息包める夜なれど耳掠めしは君のささやき」を削除して、新しく十首目と入れ替えています。


 9首目の「宵町のゆるる短冊翻り遠き風鈴光やピアス」を削除して入れ替えています。


 10首目の「朝焼けにゆるる光の朝顔はほむらに溶けしガラスのよふに」からの修正です。



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