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夜の王と契約魔法〜ルールで縛り、契約で奪う──契約魔法で成り上がる【無双×暗躍】譚〜  作者: 皆月いつか
第1章 王立魔法学院・入学 編

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第18話◆予想だにしない異変


 女性に扮した俺を咥えたケルベロスは、二十分ほど走ると、森の最深部に近づく。

 まさかここまで連中の体力がないとはな。想定外だ。マダガル以外のメンバーはすでにバテている。


「よし、ケルベロス……ここだ」


 マダガルには敢えて話していなかったが、ここまでの騒ぎになると、王国騎士団も動くだろう。実際のところ、時間の猶予はあまりない。



 一方、ケルベロスを追うマダガル達を、ベモが手招きをして【ハイドアウト・ドア】の扉に誘導する。


「マダガルさんこっちだ! 早く入ってくれ」


「ベモがいたぞ。よし、お前ら順番に飛び込め!」


 マダガルたちは打ち合わせ通り、扉に飛び込んでいく。


「マダガルさんこっちだ! 早く入ってくれ」


………………


 ベモは全員入ったことを確認すると、【ハイドアウト・ドア】の扉を閉める。


「ダズリー、回復魔法だ。まさかこんなに走る羽目になるとは……」


 ニューロがダズリーに指示をし、マダガルが頷く。ダズリーが【賢者の左手】を発動して、全員に回復魔法をかける。


「ダズリーも随分と成長したものだ。

ケルベロス戦でもしっかりやるようにな」


「あれ…………?」


 ニューロが違和感に気づき、マダガルも周りをきょろきょろと見回す。これまでとは比較にならないほど、【ハイドアウト・ドア】内部の空間が広がっている。学院の闘技場ほどの広さがある。


「おいおい、ベモもここまで【ハイドアウト・ドア】を拡張するとは、さすがは俺様の側近だな」


 マダガルはベモの成長を讃える。


 だが──────────



「マダガルさんこっちだ! 早く入ってくれ」



「何だ? ベモ、どうした?」




「マダガルさんこっちだ! 早く入ってくれ」




「ベモ……?」





「マダガルさんこっちだ! 早く入ってくれ」


「マダガルさんこっちだ! 早く入ってくれ」


「マダガルさんこっちだ早く入ってくれ」

「マダガルさんこっちだ早く入ってくれ」

「マダガルさんこっちだ早く入ってくれ」

「マダガルマダガルマダガルマダガルマママママママママダガルルルママママダガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッテアアアアアアアア────────」


 予想だにしない異変に全員が硬直する中、

ベモでないと開けられないはずの【ハイドアウト・ドア】の扉が開く──────。


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