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夜の王と契約魔法〜ルールで縛り、契約で奪う──契約魔法で成り上がる【無双×暗躍】譚〜  作者: 皆月いつか
第0章 転生×暗躍×無双 編

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第18話◆懇願の君


 バリーの転移魔法で、一瞬にしてギルドのホールに移動する。


(定点回帰形の能力か。

ホームに帰るには便利だが、その反面、待ち伏せには滅法弱そうだ。

バリーには嘘を見破る能力もあるから、そっちが本命っぽいな)


「じゃあな、二人とも。

俺は事後処理もあるし、ギルドに泊まる。

グラスフィアも今日は帰って休め。


────ハイドは本当にお疲れさまだったな。

Bランク昇進はまず間違いない。

俺としては、Aランク昇進を強く推薦しておくよ」


「バリーさん、ありがとうございました。

何もなければ、午後三時頃に顔を出します」


「ハイド……」


「グラスフィアさん、大丈夫ですか?

家の近くまで送りますよ」


「方向が一緒ならそうしてやってくれ────

気を遣わせてすまんな、ハイド」


(若手一番のホープ、勝気なグラスフィアの嬢ちゃんが、あそこまでヘコむなんてな……)


 バリーはギルドに入っていき、俺とグラスフィアは帰路につく。



 グラスフィアの家はギルドの近くだった。


「ここで大丈夫、ありがとう……」


 ドアの前でふらつくグラスフィアを支える。


「何処が大丈夫なものか────やれやれ」


 仕方ないな……

 家の中まで連れていき、グラスフィアをベッドに横たえる。


 開け放して帰るわけにもいかず、内から鍵をかけて欲しいのだが、どうやら寝てしまったようだ。無防備にも程がある。

 まあ、日が昇るまでに帰れたらいいか。


「まったく……

A級ハンターならもっと心を鍛えた方が良い。

フィジカルとメンタルは掛け算だからな。

君は群れのニュートウルフとたまたま相性が悪かった、それだけの話だ────」


 眠った彼女の髪を撫で、慰める。



「ねぇ────────」




「起きましたか? グラスフィアさん。

では、私は帰るので鍵をかけて────」




「抱いて────────」




 彼女は俺の首に手をまわして、抱き寄せる。




 重ねた唇の熱で灯した炎が、

 夜更けの闇に、微かに揺らめいた────。

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